米フィスカー 新型EV「ピア」まもなく公開か 2024年発売予定の都市型EV

公開 : 2022.02.17 06:05

フィスカーは新型EVピアを2024年に発売する予定で、現在すでに予約が可能な状態となっています。

オーシャンに続く2台目の新型車

米カリフォルニア州に本拠を置くフィスカーは、2023年発売予定のSUV「オーシャン」に続き、5人乗りの都市型EV「ピア」を2024年に米国で発売する計画だ。

ピア(Pear)という車名は、「Personal Electric Automotive Revolution」の略で、新モデルをより身近なEVにしようというフィスカーの意欲を示している。価格は2万9900ドル(約345万円)を予定しているという。

フィスカー・ピアのティーザー画像
フィスカー・ピアのティーザー画像    フィスカー

SUVのオーシャンと同様、ピアは「持続可能性、テクノロジー、デザインをデジタルに接続した」パッケージであると謳われている。ティーザー画像からデザインはほとんどわからないが、フェンダーやライトバーはオーシャンと共通だ。

主に都市部での使用を想定しており、ルノー・ゾエやミニ・エレクトリックといったコンパクトEVがライバルとなりそうだ。フィスカーは、「スポーティな走り」と「スマートな収納」が特徴になると述べている。

生産は台湾の大手フォックスコンに委託される。フィスカーによると、生産は米オハイオ州で行われ、年間少なくとも25万台を生産する計画だという。一方、オーシャンはオーストリアのマグナ・シュタイヤー社で生産される予定だ。

生産の外部委託は、フィスカーのビジネス戦略の中核をなすものである。創業者のヘンリック・フィスカーは昨年、AUTOCARに対し、この点ではアップルが重要なインスピレーションを与えてくれたと語っている。

「彼らは自分たちの製品を作らず、顧客のための機能やソリューションに全力を注いでいます。それがわたし達のやり方なのです」

ピアは現在、250ドル(約2万9000円)で予約できるようになっており、一般公開も近いと思われる。米国以外での発売予定日はまだ明らかにではない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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