欧州カー・オブ・ザ・イヤー2022 キアEV6に栄冠 接戦を制しブランド初の受賞

公開 : 2022.03.01 05:45

今年の欧州カー・オブ・ザ・イヤーに、キアのEV6が選ばれました。上位3車種はすべてバッテリーEVです。

キア初の受賞 バッテリーEVとしては3台目

キアのEV6が、2022年の欧州カー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。

EV6は、スイスのジュネーブにあるパレクスポ展示場で行われたセレモニーで、今年の受賞者に選出された。この展示場では通常、ジュネーブ国際モーターショーが開催されているが、3年連続の中止となっている。

キアEV6
キアEV6

EV6は279点を獲得し、他の6台の候補車との接戦を制した。キアとしては初の欧州カー・オブ・ザ・イヤー受賞であり、バッテリーEVとしては、2011年の日産リーフ、2019年のジャガーIペイスに続く3台目の受賞だ(ただし2018年の受賞車であるボルボXC40もEV仕様を選択できる)。

2位はルノーメガーヌEテック・エレクトリックで265点、続いてヒョンデアイオニック5が261点で3位となった。

以下、プジョー308(191点)、スコダ・エンヤク(185点)、フォードマスタング・マッハE(150点)、クプラボーン(144点)の順となった。

欧州カー・オブ・ザ・イヤーは、AUTOCARを含む欧州9か国の9つの自動車専門誌が支援する独立組織。22か国59名のジャーナリストからなる審査員によって投票される(通常は23か国61名だが、今年はロシア票を停止している)。

欧州カー・オブ・ザ・イヤーは1964年に創設され、初年度はローバー2000が最優秀賞を受賞した。昨年はトヨタヤリスが、2020年はプジョー208が受賞し、2019年はジャガーIペースがアルピーヌA110と同点1位となり、カウントバックで受賞した。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・プライヤー

    Matt Prior

    英国編集部エディター・アト・ラージ
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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