新モデル続々登場 ポルシェ911 4.0Lフラット6から「サファリ」まで?
公開 : 2022.03.04 18:05
まもなく実施されるポルシェ911の改良とともに、さまざまな派生モデルが登場すると期待されています。
992.2世代へアップグレード
ポルシェでは、スポーツカーのフラッグシップである911の改良を計画中であり、これと同時にラインナップを大幅に拡充する新モデルの開発も進めている。
改良により「992.2」世代となる911は、最近目撃された911ターボのプロトタイプからわかるように、スタイリングの変更が施される見込みだ。新しいフロントバンパー、リアライトの形状変更、レーダーセンサーの追加などは現行モデルとの明らかな違いである。
重要な新モデルも登場する見込みで、そのうちのいくつかはここ数か月の間にテスト走行が行われている。
911 4.0
ファンが憧れる自然吸気の911は、718ケイマンGTS 4.0とポルシェ718ボクスターGTS 4.0に搭載されている4.0Lフラット6を採用するかもしれない。
目撃されたプロトタイプのマフラー形状から、排ガス規制が強化される前に4.0Lフラット6を911に搭載することで、開発のリターンを最大化しようと考えていることがうかがえる。これは、先代で成功を収めた限定生産の「911 R」の名称復活の可能性もある。
911 GT3 RS
ランボルギーニ・ウラカンSTOやマクラーレン765LTに対抗するため、ポルシェの中で最も過激でサーキット走行に特化したモデルが登場する。
911 GT3の性能をさらに向上させたレーシングスポーツカー(RS)で、スワンネック型リアウィング、大型ディフューザー、追加のエアインテークが物語るように、空力性能を向上させ、ダイナミクスを高めている。わずかなパワーアップと軽量化も行われるようだ。
911ハイブリッド
ポルシェは911の電動化計画について特に隠すことはせず、マイルドハイブリッドまたはプラグインハイブリッド・システムとして、トランスミッション一体型電気モーターを搭載できるように最初から設計されていることまで明らかにした。
それ以上の情報は未公開だが、最近ではニュルブルクリンクにおけるサーキット走行テストの段階にまで開発が進んでいるようだ。911ハイブリッドは、最高出力680psと最大トルク86kg-mを誇るポルシェ・パナメーラ・ターボS eハイブリッドに匹敵する性能を持つと考えられる。
911サファリ
ランボルギーニは、ウラカンをベースにしたオフロード仕様のスーパーカーを開発中だが、ポルシェも同様の位置づけの派生モデルを計画していると考えられている。
標準の911より大きく車高を上げ、過酷なラリー競技に参加してきたラリー仕様にちなんで、「サファリ」または「ダカール」の名前を取ると予想される(おそらく限定生産)。