総額7500万円超! 高級SUVのオフロード仕様公開 ロールス・ロイス・カリナンをカスタム

公開 : 2022.04.12 06:25

ロールス・ロイス・カリナンを悪路走行用に改造した車両が公開。追加パーツだけで約2000万円とのこと。

カリナンを鬼カスタム 過酷なアドベンチャーに対応

ロールス・ロイス・カリナンを悪路走行用にカスタムした車両が公開された。合計15万ユーロ(約2000万円)のパーツが装着されている。

オフロード車両を手掛けるドイツのデルタ4×4社が製作したカスタム車両で、専用サスペンション、ルーフテント、悪路対応のオフロードタイヤなどを装備。また、3900ユーロ(約53万円)のバーによりフロントエンドを保護するなど、オフロードに特化した仕様となっている。

デルタ4x4社が製作したロールス・ロイス・カリナンのオフロード仕様
デルタ4×4社が製作したロールス・ロイス・カリナンのオフロード仕様    デルタ4×4

PIAA製のヘッドライトはフロントバーに6個、ルーフ上に4個取り付けられている。8000ユーロ(約110万円)のルーフラックにはテントが取り付けられており、デルタ4×4によると、ウォータータンクやボックス、シャベルも積載できるという。

20インチホイールには、1セット1万5000ユーロ(約205万円)の33インチのミッキートンプソンタイヤが装着されている。このタイヤに対応するため、フェンダーを新たに設計している。

1万5000ユーロ(約205万円)のリフトアップキットにより、地上高は150mmほど高くなっている。また、デルタ4×4によると、新しいエグゾーストシステムにはシュノーケルシステムも組み合わされるという。

カスタム後のカリナンの性能は明らかにされていないが、最高出力600psの6.75L V12エンジンは、標準モデルで0-100km/h加速4.9秒を達成する。

デルタ4×4は、新しいエグゾーストシステムにより、性能とエンジン音がわずかに向上するとしている。

カリナンの新車価格も含めると、総額は約45万6000ポンド(約7560万円)となる。

デルタ4×4はこれまで、ジープラングラー・ルビコン、メルセデス・ベンツ Gクラスポルシェ911カレラ4S、フォード・レンジャー、フォルクスワーゲン・アマロックなどさまざまなモデルのオフロード仕様を製作してきた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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