世界がシビれる トヨタGRカローラ、米国で一般公開 300馬力超の最新ホットハッチ

公開 : 2022.04.14 19:45

トヨタの新たな高性能モデル、GRカローラがニューヨーク・モーターショー2022でお披露目されました。

ニューヨークで実車公開

トヨタは、4月13日から開催されているニューヨーク・モーターショー2022で、新型GRカローラを一般公開した。GRヤリス、GRスープラ、GR86と並ぶ、高性能車ラインナップの最新モデルだ。

GRヤリスでおなじみの1.6L 3気筒シングルスクロールターボエンジンを搭載し、最高出力は304ps、最大トルクは37.7kg-mと大幅にアップしている。

NYモーターショーで公開された新型トヨタGRカローラ
NYモーターショーで公開された新型トヨタGRカローラ

背圧を下げ、排気流量を向上させるトリプルエグゾースト、新冷却システム「マルチオイル・ジェットピストン」、大型排気バルブ、部品加工された吸気ポートなどの採用により、排気量を増加させた。

動力は、スムーズなシフトダウンを実現する6速iMT を介して全輪に送られる。また、最上級モデルのサーキット・エディションには前後トルセンデフを搭載し、グリップとコーナリングレスポンスを向上させている。

専用の18インチスポーツホイールには、ミシュラン・パイロットスポーツ4タイヤが装着される。ベンチレーテッドブレーキディスクと4ピストンアルミキャリパーで制動力を確保している。

トヨタはまだ性能に関する数字を発表していないが、0-100km/h加速は5.0秒を切ると予想されている。

ラリー風のアグレッシブな外観

GRカローラのシルエットは、ベースとなった標準のカローラと近いが、トヨタは「高剛性ボディを専用に製作した」としている。また、標準モデルよりもシャシー接合部の溶接を増やし、各部品間の構造用接着剤をより多く使用しているのが特徴だという。

また、強度や安全性を損なうことなく、標準モデルより軽量化されているとのころ。軽量素材を随所に採用し、車両重量を1474kgに抑えている。サーキット・エディションでは、鍛造カーボンファイバーのルーフパネル、アルミニウムのボンネットとフロントドアなど、さらなる軽量化を図っている。

NYモーターショーで公開された新型トヨタGRカローラ
NYモーターショーで公開された新型トヨタGRカローラ

外観としては、ブラックトリムのディテール、エアインテーク、ワイドフェンダー、大型リアウィングなど、ラリーにインスパイアされたデザインが目を引く。

インテリアでは、レザー調のGRステアリングホイール、GRロゴ入りシート、アルミペダルを採用。そしてサーキット・エディションにはスエードシートやトヨタの豊田章男社長のサイン入りシフトノブなどが装備されている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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