将来の高級EV ジェネシス 「Xスピーディウム・クーペ」コンセプト初公開

公開 : 2022.04.15 06:45

ジェネシスはNYモーターショー2022で新しいEVコンセプトを発表。従来のデザインを進化させたとのこと。

昨年の「X」を再設計 控えめなエレガンス

ジェネシスは、新たなコンセプトモデル「Xスピーディウム・クーペ」を、ニューヨーク・モーターショー2022で初公開した。昨年の「X」コンセプトを作り直したもので、同ブランドの将来の市販EVを予告する、パフォーマンス志向のモデルだ。

Xスピーディウム・クーペは、チーフ・クリエイティブ・オフィサーのルク・ドンカーヴォルケが主導したXコンセプトを基に、ジェネシスのデザイン理念であるアスレチック・エレガンスの進化を示す「フリースタイル」のデザイン演習であると説明されている。

ジェネシス「Xスピーディウム・クーペ」コンセプト
ジェネシス「Xスピーディウム・クーペ」コンセプト    ジェネシス

スピーディウムの名前は韓国のサーキットに由来する。ジェネシスはラインナップの電動化に伴い、「ドライビングのエモーショナルな価値」へのコミットメントを強化するとしている。

低く構えたロングホイールベースのシルエットはそのままに、ディテールを大きく変えている。フロントには特徴的なラップアラウンド型ツインライトバーがあり、現行ラインナップとは大きく異なっている。

流線型のサイドプロファイルは、「控えめなエレガンス」に焦点を当てた「アンチウェッジ」デザイン理念を体現しているとのこと。ミニマルなデザインでありながら、大きく膨らんだフェンダーの上部には折り目が付けられている。

リアエンドは、現行のジェネシスGV60、GV70、GV80に採用されているものと同じスリムなツインライトバーが配置され、見慣れた外観になっている。

ドンカーヴォルケは、今回のデザイン変更について、「それぞれのデザイン要素に、一呼吸置くスペースを与えました。デザイン要素を互いに競わせるのではなく、互いを補完し、尊重し合えるように編成しています」と語った。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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