改良新型アルピナXB7 欧州発表 デザイン一新、48Vマイルドハイブリッドも初採用

公開 : 2022.04.15 06:25

アルピナの旗艦SUV、XB7の改良新型が発表されました。パワートレインや内外装に変更が加えられています。

内外装一新 4.4L V8ハイブリッド搭載

アルピナXB7の改良新型が発表された。BMWのフラッグシップSUVであるX7をベースに開発されたモデルで、新しいV8エンジン、最新の運転支援技術、エクステリアのデザイン変更など、多くのアップグレードが施されている。

パワートレインは、新しい4.4LバイターボV8エンジンを採用。最高出力620ps、最大トルク81.5kg-mと数値は変わらないが、マイルドハイブリッド・システムを初めて導入している。重量は2655kgから2730kgへとわずかに増加したものの、0-100km/h加速は従来と同じ4.2秒。最高速度は290km/hに達する。

改良新型アルピナXB7
改良新型アルピナXB7    アルピナ

アルピナによると、BMWが提供する48Vスタータージェネレーターにより、燃費とレスポンスを向上させるという。また、新しいクロスバンク・エグゾーストマニホールドが「スリリングなV8サウンドトラックを実現する」としている。

フロントエンドは、水平に配置されたツインヘッドライトなど、新デザインが採用されている。グリルにはイルミネーションが施されたほか、エアインテークも新たに追加され、「力強い外観」となっている。リアには4本のテールパイプを備える。

インテリアでは、第8世代OSのiドライブを搭載。BMWのインテリジェント・パーソナル・アシスタントなどの新機能が追加されている。また、無線通信によるアップデート機能も標準で備わっている。

XB7の価格は、ドイツでは17万500ユーロ(約2315万円)からとなっている。仕様のさらなる詳細については、2022年5月以降に公開される予定だ。

アルピナによると、欧州では現在、左ハンドル仕様の予約が可能で、納車は2022年12月に始まるとのこと。右ハンドル仕様の受注は9月に開始され、12月から生産開始の予定となっている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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