もっとマツダを楽しもう! 「スピリット・レーシング・ロードスター」 オートモビル・カウンシル2022

公開 : 2022.04.16 14:15

マツダが初公開した「スピリット・レーシング・ロードスター」が、幕張メッセに展示中。モータースポーツ好きを集める、マツダの新たな活動も発表されました。

スーパー耐久参戦用NDロードスター

執筆/撮影:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

千葉県で開催中の「オートモビル・カウンシル2022」のマツダ・ブースに、マツダのモータースポーツへの挑戦を象徴する3台のレース用モデルが展示された。

1台目は、マツダがサポートする参加型モータースポーツ出身のドライバーにステップアップの機会を提供するためのスーパー耐久シリーズ(ST-5クラス)用車両「マツダ・スピリット・レーシング・ロードスター」だ。

マツダ・スピリット・レーシング・ロードスター
マツダ・スピリット・レーシング・ロードスター    AUTOCAR JAPAN編集部

このマシンは、今回が初公開。

2022年7月にスポーツランド菅生で開催される、スーパー耐久シリーズ第3戦から参戦を予定している。

同じ会場でマツダは、「倶楽部マツダ・スピリット・レーシング」に関する取り組みも発表している。

「倶楽部MAZDA SPIRIT RACING」始動

これは、2021年11月に立ち上げたレーシングチーム「マツダ・スピリット・レーシング」の活動を軸に、モータースポーツをより身近で気軽に楽しめること、またジャンルを問わず道具をあやつりスピードに挑戦する人や応援する仲間と繋がり、共にスピードスポーツを盛り上げていくことを目指すという。

具体的には、「共に挑む」をスローガンに、スピードスポーツに挑戦する仲間や、応援する仲間がつながり、「挑戦する」ことを楽しめるようなアプリ「倶楽部マツダ・スピリット・レーシング」の配信を予定している。

倶楽部マツダ・スピリット・レーシングのアイテムやアパレルも展示されている。
倶楽部マツダ・スピリット・レーシングのアイテムやアパレルも展示されている。    清水谷 渉

アプリでは、道具を操りスピードを楽しんでいる仲間同士で交流できるオンラインコミュニティ機能に加えて、オリジナルグッズやカスタマイズカーのアイディアなどを募集する。

会場には、マツダのデザイナーやエンジニアが他企業とコラボして開発したドライビングシューズ/ドライビンググローブ/ドライビングサングラスや、ウェア類といったアパレルも参考展示された。これらは、今年中には発売が予定されている。

また、マツダ・スピリット・レーシング・ロードスターのイメージからデザインされたバイクコンセプトも参考展示されたが、この市販は予定されていないようだ。

ミュージアム所蔵の2台も登場

もう1台の展示車両は、1968年にドイツ(当時は西ドイツ)のニュルブルクリンク・サーキットで開催された「マラソン デ・ラ・ルート84時間レース(3日半だ!)」に参戦し、見事に4位に入賞した「コスモスポーツ マラソン デ・ラ・ルート仕様」。

そしてもう1台は、1969年に全日本鈴鹿自動車レース大会シリーズIIに挑戦し、1-2フィニッシュを飾った「ファミリア・ロータリークーペ・レース仕様」。

コスモスポーツ マラソン デ・ラ・ルート仕様
コスモスポーツ マラソン デ・ラ・ルート仕様    清水谷 渉

この2台は実際にレースに参戦したマシンをマツダでレストアし、ミュージアムに展示されているものだ。

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