オークション収益金100万ドルを寄付

ゼネラルモーターズ（GM）は、2023年型「シボレー・コルベットZ06コンバーチブル」の量産第1号車を、パームビーチ「バレットジャクソン」オークションに出品、その収益金100万ドルをサーグッド・マーシャル・カレッジ基金（TMCF）に寄付すると発表した。

2023年型「シボレー・コルベットZ06」がチャリティー活動のために2022年に集めた金額は、今回と1月のオークションで落札された「70thアニバーサリー・エディション」量産第1号車により、460万ドルに達した。

TMCFの教員能力・維持プログラム「Teacher Quality＆Retention Program（TQRP）」を援助するため、自然吸気V型8気筒エンジンを搭載した新型「コルベットZ06コンバーチブル」は、オークション会場に登場。

ヒストリカリー・ブラック・カレッジズ・アンド・ユニバーシティズ（HBCU）やプレドミナントリー・ブラック・インスティテューションズ（PBU）を統括する全米最大の団体であるTMCFの代表者たちは、オークションに出席し、同基金の歴史に残る瞬間を体験することとなった。

落札したのはヘンドリックオートモーティブグループの会長兼CEOで、NASCARカップシリーズで14回優勝したヘンドリック・モータースポーツのオーナー、リック・ヘンドリック氏。

落札価格の全額がTMCFのTQRPというK-12期間（幼稚園から高等学校卒業まで）の教育に携わる意欲的な教育者が、厳しい環境の中でも成功するためのスキルの向上トレーニングイニシアチブに寄贈され、役立てられるという。

ヘンドリック氏には、「コルベットZ06コンバーチブル」の量産第1号車をカスタマイズする権利も与えられ、ボディカラーからブレーキキャリパーの色調を選択できる。

TMCFの理事長兼CEOのハリー・L・ウィリアムズ博士は、「2022年パームビーチオークションのようなコミュニティイベントに関わることができ、とても誇りに思っています。GM、シボレー、バレットジャクソンの多大な支援により、わたし達は多額の資金を集め、有色人種の学生にK-12期間とそれ以降の教育環境の機会を提供するというTQRPイニシアチブに対する認知度を高めることができました」と述べた。

シボレーのグローバル・バイスプレジデントのスコット・ベル氏は、「GMとシボレーは、学生と教育者を成功に導くというTMCFのミッションをサポートできることを光栄に思います。今回の『コルベットZ06コンバーチブル』の収益は、全米のHBCUやPBUで学ぶ未来の教育者のためのハイレベルなトレーニングに役立てられます」と述べた。

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