唯一無二の世界を味わえるネオクラシック 20選 中古で探す至高の愛車

公開 : 2022.04.23 06:05

ダイハツ・コペンからVWゴルフGTIまで、「ネオクラシック」として評価されつつあるクルマを紹介します。

将来のクラシックカーとして価値ある1台

だんだんと暖かくなってきた今日このごろ。ドライブに出かけたいとうずうずし始めた人も多いのではないだろうか。

今回は、比較的安価に手に入れられる「ネオクラシックカー」を20台選んだ。日本ではちょっと珍しいモデルもあるが、運転の楽しさは年式や排気量に関わらないということを証明できるものばかりだ。

すでに価格が高騰しているものもあるが、これから価値を認められるであろうモデルを20台集めた。
すでに価格が高騰しているものもあるが、これから価値を認められるであろうモデルを20台集めた。

ここでは、主に1990年代から2000年代初頭に生産されたモデルを取り上げている。古い中古車の購入を検討する際は、車体・各部品の状態や税金に注意しよう。

フォード・フォーカスST170

フォードが誇る高性能ハッチバック、フォーカスST170はネオクラシックといえるほど古いモデルとなっている。STとは「スポーツ・テクノロジー」の略で、欧州では2002年3月にハッチバックとワゴンが発売されている。

改良された174p/7000rpmの2.0Lエンジン、ゲトラグ製6速ミッション、硬めのスプリング、チューニングダンパー、17インチアルミホイールを装備している。

フォード・フォーカスST170
フォード・フォーカスST170

アウディTT

アウディTTほど、2000年代初頭のクルマが人目を引くことはないだろう。スタイリングの観点からは、初代モデルこそ最高のTTであり、企業アイデンティティへの適合を強いられなかった路上のコンセプトカーである。

最高出力225psの1.8Lでも十分に速く、250psの3.2L V6は現代のスポーツカーにまさるとも劣らないパフォーマンスを発揮する。とはいえ、TTの主役は走りではなく、スタイリングとインテリアであり、ただただ感心するのみだ。

アウディTT
アウディTT

BMW Z4

2003年に発売されたE85型Z4は、Z3から大きく進化したモデルだ。より大きく、より硬く、そしてクリス・バングルのハンサムなスタイリングに恵まれ、ポルシェボクスターに代わる「ややソフトな存在」としてその地位を確固たるものにした。

エンジンは幅広い選択肢から選ぶことができるが、自慢は何と言っても、わずか10秒で開く電動ルーフだ。2006年に発売されたクーペタイプは高値で取引されているが、それ以外のモデルは低予算で購入するには理想的と言える。

BMW Z4
BMW Z4

アルファ・ロメオGTV/スパイダー

「美しく、運転が楽しくて、デュエットの後継にふさわしい」……それが1995年にアルファ・ロメオ・スパイダーを評価したときの英AUTOCAR編集部の言葉だ。英国では1996年に販売が開始され(日本も同時期)、初期モデルはすべて2.0Lのツインスパークエンジンを搭載していた。

その後、クリーミーなサウンドトラックが印象的な3.0L V6エンジンなど、さまざまなモデルが追加された。3.2L V6もあったが、こちらは希少価値が高い。ツインスパークのスムーズさとメロディーのおかげで、4気筒のGTVやスパイダーでも楽しく過ごすことができる。

アルファ・ロメオGTV/スパイダー
アルファ・ロメオGTV/スパイダー

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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