SNSで「今すぐ作って」の声 フォルクスワーゲンID.Buzz、トラック仕様登場? デザインスケッチ公開
公開 : 2022.04.29 19:25
フォルクスワーゲンID.Buzzのピックアップトラック仕様のデザインスケッチがSNS上で公開されました。
カジュアルな電動ピックアップトラック
フォルクスワーゲンの新型ID.Buzz(IDバズ)に、車体後部を荷台にしたピックアップトラック仕様が導入される可能性がある。
フォルクスワーゲン・グループのデザイン責任者、クラウス・ビショフは国際デザインデーの4月27日に1枚のスケッチを公開。ID.Buzzの後部ルーフの3分の1を取り除き、オープントップの荷台にしたものだった。
ビショフはこのデザインスケッチについて詳細を明かしていないが、彼が「次の段階」に進んでほしいかどうかをファンに尋ねたところ、SNS上で「今すぐ作ってほしい」との声が多く上がった。
また、フォルクスワーゲンはSNSへの別の投稿で、「未公開のデザイン案がたくさんある」として複数のバージョンが検討中であることを示唆した。
注目すべきは、近く発表予定の次期フォルクスワーゲン・アマロック(ピックアップトラック)でEV仕様の導入が計画されており、実現すれば2020年代半ば頃に発売される可能性があるということだ。ただし、アマロックは主に商用車市場を見据えたモデルであり、カジュアルなID.Buzzとは趣が異なる。
ID.Buzzは、1950年代の「ワーゲンバス」の電動後継モデルで、乗用車仕様と商用車仕様が今年10月に欧州で発売される予定だ。他のIDモデルと同じシングルモーターの電動パワートレインを搭載し、最高出力204psと最大トルク31.5kg-mを後輪に供給する。
正式な価格はまだ発表されていないが、商用車が約4万ポンド(約650万円)から、乗用車が5万ポンド(約800万円)近くになる見込みだ。2023年には、パワフルなデュアルモーター四輪駆動モデルが追加され、2024年にはキャンパー仕様のID.Buzzカリフォルニアが登場する予定である。
昨年3月、フォルクスワーゲンはID.3のコンバーチブル仕様のスケッチを公開し、SNS等でファンの反応を探っていた。次世代EVにどのようなモデルが求められるか、模索を続けているようだ。