トヨタ 新型「ランドクルーザー」「レクサスLX」の組立ライン、5月も再び停止へ
公開 : 2022.05.10 20:47
トヨタが、5月の生産計画を見直し。新型「ランドクルーザー」「レクサスLX」のラインが、6稼働日停止となります。今回は上海のロックダウンによる影響です。
ランクル300のライン 安定稼働はまだ先か
トヨタが、5月の国内工場の稼働について最新情報を発表した。
パーツ供給不安による稼働停止が続いていたが、新たに「中国 上海でのロックダウン」によって5月後半の停止日が追加された形だ。
5月の稼働停止は、全14工場28ライン中、12工場20ラインが対象となり、追加情報には新型車「ランドクルーザー300」「レクサスLX」の組立てを行うトヨタ車体・吉原工場第1ラインが含まれている(フレームはトヨタ本社工場で生産)。
今月の吉原工場第1ラインの稼働停止日は下記のとおりで、計6稼働日が対象となる。
5月のトヨタ車体・吉原工場第1ラインの稼働停止日程
5/16(月)、17(火)、18(水)、19(木)、20(金)、21(土)
なお、土曜日は1直稼働となっている。
トヨタ車体・吉原工場第1ラインの生産車種
ランドクルーザー300、レクサスLX
新型ランドクルーザーは昨年の夏に日本発売された人気オフローダーで、いまから注文した場合の納期は「4年程度となる場合がある」と製品サイトで告知されている。
同じフレームを使う新型レクサスLX(写真)も同様の状況だ。
トヨタは、3月にも小島プレス工業におけるシステム障害、福島沖地震の仕入先被災を受けて、ランドクルーザーのラインを複数稼働日にわたり停止した。
同社は、「新型コロナウイルス感染拡大などに伴う部品供給不足による生産計画の度重なる見直しにより、お待ちいただいているお客様や、仕入先及び関係の皆さまにはご迷惑、ご不便をおかけし、改めて心からお詫び申し上げます」
「半導体不足、コロナウイルス感染拡大など、数か月先を見通すことが依然難しい状況ではありますが、1日でも早く1台でも多くお客様にお届けできるよう、引き続き、努力してまいります」とコメントを発表している。