24h駐車監視の新型ドライブレコーダー(2カメラ式)、あおり運転も検知 パイオニアが発表

公開 : 2022.05.12 20:15

カロッツェリアが新ドライブレコーダーを発表。24時間の駐車監視、あおり運転の検知ができる2カメラ・ドラレコの登場です。

当て逃げ・車上荒らしを365日監視

パイオニアが、高性能な2カメラ式ドライブレコーダー「カロッツェリアVREC-DZ800DC」を発表した。

価格はオープンで、実勢価格は3万4000円前後を想定。発売時期は2022年6月だ。

カロッツェリアVREC-DZ800Dは、前後にカメラのある2カメラ式の新ドライブレコーダー。
カロッツェリアVREC-DZ800Dは、前後にカメラのある2カメラ式の新ドライブレコーダー。    パイオニア

VREC-DZ800DCの注目点は2つあり、

・24時間365日にわたる駐車監視
・画像認識による車両接近(あおり)の検知

といった機能を搭載している。

このうち、駐車中の衝撃を検知して録画するのが「駐車監視機能(セキュリティモード)」。

エンジン停止後最大40分稼働する通常の「駐車監視機能」で検知の前後20秒ずつを記録し、その後は「セキュリティモード」をONにすると24時間365日、常に愛車を監視する。

「セキュリティモード」は駐車場での当て逃げ、車上荒らしなどで衝撃を感知すると3秒以内に起動。その際は、次回乗車時に表示・警告音で知らせてくれる方式だ。記録時間は検知後1分/3分/5分から選択できる。

あおり運転 新アルゴリズムで検知

社会問題にもなっているあおり運転については、検知するとドライバーへ通知する「後方車両接近検知」を搭載。

画像認識技術(新開発)による昼・夜別々のアルゴリズムを用いることで、高い認識率で検知・録画を行う。

あおり運転を検知する技術のイメージ図。
あおり運転を検知する技術のイメージ図。    パイオニア

また、前方車両の急ブレーキや強引な割り込みなどで自車が急ブレーキをかけた場合に自動で記録する「急制動検知」も搭載。映像はイベントフォルダに記録され、上書きされる心配もない。

こうした新技術を確実に作動させるのが、カメラのテクノロジー。

前・後カメラともに約200万画素の高画質フルHDカメラを採用し、少ない光量でもしっかり記録(ナイトサイト技術)。暗闇でも細部まで鮮明に録画するので、ナンバープレートの文字・周囲の状況をハッキリとした映像で保存できる。

また、急な明るさの変化による白つぶれ/黒つぶれを補正し、きれいに撮影できる「WDR機能」を搭載した。

本体は106.1×78×46.7mmというサイズで、フロントガラスに取付け可能な一体型形状が面白い。

本体の電源ケーブルとリアカメラ用ケーブルをL型端子としたことで、吊り下げタイプより広い視界を確保し、配線露出を抑えている。

これ以外にも、スマートフォンとWi-Fi接続しての映像確認・設定変更、SDカードの書き込み問題を知らせる警告機能、ワンタッチでフロントカメラの向きを変えられる「リバース機構」などを搭載する。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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