次期メルセデスAMG GT PHEVとなった2代目プロトタイプを発見 最高出力800ps超?
公開 : 2022.05.15 18:25
高性能PHEVとして開発中の次期AMG GTのプロトタイプが、ニュルブルクリンクで目撃されました。
AMG最強のPHEVクーペに?
メルセデスAMGは、合計出力800psを超えるPHEVの新型GTを開発している。このプロトタイプが、ドイツ・ニュルブルクリンクでテスト走行しているところが目撃された。
2023年後半に発売される見込みだが、詳細については明らかにされていない。パワートレインは4ドア・クーペのGT 63 SEパフォーマンス4マチックと同様に、ツインターボ4.0L V8ガソリンエンジンと、リア搭載の電気モーター、そして6.1kWhバッテリーを採用すると考えられている。
出力構成(843ps、150kg-m)も同じになるかどうかはまだわからないが、現行の後輪駆動モデルにはない可変四輪駆動システム「4マチック+」を採用することは確実のようである。
4ドアのGT 63 Eパフォーマンス4マチックでは、電気モーターは全開加速時に最大204psを一時的に発揮でき、バッテリー電力を十分に蓄えた状態では95psの連続駆動が可能だ。電気のみの航続距離は約12kmとされている。
電気モーター、バッテリー、パワーエレクトロニクスの追加により、車重は標準モデルのGT 63 S 4マチックから460kg増加した。この重量増にもかかわらず、0-100km/h加速はわずか2.9秒、最高速度は305km/hに達するという。
ラグジュアリーなSLと、ハードコアなGT
メルセデスAMGの研究開発部門の責任者であるヨッヘン・ヘルマンは、7代目SLにPHEVシステムを搭載することを既に認めている。
オープントップのSLと固定ルーフのGTは、プラットフォームやボディ構造などを共有することで、開発コストを分散できる。新型GTの最大の特徴は、プロトタイプのリアバンパー右上部に設けられた充電ポートだ。4ドア・クーペと同様、ACシステムで最大3.6kWの充電が可能になると予想される。
GTの標準モデルには、現行の4.0L V8ツインターボ(M177)の改良型が搭載される予定となっている。最近発表されたSL 63 4マチック+では、最高出力585ps、最大トルク81kg-mを発揮する。