「情熱の国」から新型クーペSUV登場 クプラ・タバスカン、欧州発表 航続450kmか
公開 : 2022.06.09 18:05 更新 : 2023.09.07 01:44
クプラは新型の電動SUV、タバスカンを発表しました。2024年に発売予定で、高性能ブランドらしいアグレッシブなデザインが特徴的です。
高性能ブランドから新たな電動クーペSUV
スペインの自動車ブランド、クプラは、新型EVのタバスカンを公開した。2024年に発売予定だ。
2019年のジュネーブ・モーターショーでコンセプトとして披露されたタバスカンは、フォルクスワーゲン・グループのMEBプラットフォームを採用し、デザインをほぼ変えることなく市販化にこぎつけた。クプラのウェイン・グリフィスCEOは「(コンパクトが)現実になるよう努力していた」と認めている。
全体的なシルエットはやや直線的になり、フロントエンドはトーンダウンするなど、生産や実環境での使用を考慮した形状となっているが、クプラ独自のモデルであることは一目瞭然だ。
スタイリングは大胆ながらも空力効率を追求した造形で、リアはクーペのように大きく寝かせており、バンパーも独特な形状となっている。
航続距離は450km? 2024年発売予定
新型タバスカンの詳細はまだ明らかにされていないが、2019年のコンセプトでは最高出力306psのデュアルモーターを搭載していた。また、77kWhのバッテリーを使用し、航続距離は約450kmとされていた。
MEBプラットフォームの柔軟性を活かせば、多様なバッテリーやモーターを搭載できるはずだが、高性能ブランドであるクプラのキャラクターを考えると、パワフルな仕様のみを展開することになりそうだ。
タバスカンは、クプラ・ボーンに続く2番目の完全EVとして2024年に欧州で発売される予定。