トヨタ EVのコンパクトクルーザーでデザインアワード受賞
公開 : 2022.06.16 20:56 更新 : 2022.06.18 10:20
トヨタはEVコンセプトカーのコンパクトクルーザーで2022年カーデザイン賞を受賞しました。
自分らしさを表現する電動SUV
トヨタはEVコンセプトカーである「コンパクトクルーザー」で、2022年カーデザイン賞を受賞した。
この車両はニースにあるトヨタED2チームが製作し、昨年東京のメガウェブで発表されたものだ。
トヨタのデザイン本部長であるサイモン・ハンフリーズは、「電気自動車の研究は30年以上の長い道のりを歩んできました」と語る。
「EVとの最初の接触段階を経て、人々はゼロエミッション車にも自分らしさを求めるようになります。コンパクトクルーザーはそれを象徴するものです」と続けた。
コンパクトクルーザーはトヨタのオフロード車の伝統に基づき、アクティブなアウトドアレジャーを楽しむ都市部の若い顧客に訴えかけるものだ。
EVでありながらどこにでも行ける走破性を実現するべく、初代ランドクルーザーのスタイルを踏襲した堅牢でタフなエクステリアを持っている。
3部門すべてでファイナリストに
このカーデザイン賞は、ミラノデザインウィークおよび家具見本市であるミラノサローネに伴いADIデザインミュージアムで開催されたものだ。
オート・アンド・デザイン誌の創刊者であり30年にわたり編集長を務めたフルビオ・チントが創設した賞で、市販車、コンセプト、ブランドデザインの3部門にわかれている。
審査委員長かつ同誌の編集者であるシルバ・バルファディは次のように述べた。
「トヨタデザインは3部門すべてでファイナリストに残りました」
「この賞はクルマ単体ではなくそのデザインチームが受賞するものであり、トヨタのグローバルデザインそのものが大きく評価されたことになります」