富士スピードウェイホテルが10/7にオープン ミュージアムには40台

公開 : 2022.07.08 19:15

「富士スピードウェイホテル」が10月にオープン。「アンバウンド コレクション by ハイアット」の施設となります。お得なプランの情報も。

日本初 Hyattのコレクションブランド

サーキットに隣接するホテルとして注目を集めているのが「富士スピードウェイホテル」だ。その開業日が2022年10月7日と発表された。

「富士スピードウェイホテル」は、ハイアットのコレクションブランドである「アンバウンド コレクション by ハイアット」の日本初となる施設としてオープンする。

サーキットビューの部屋からはレーシングコースが一望に臨める。
サーキットビューの部屋からはレーシングコースが一望に臨める。    富士スピードウェイホテル

「アンバウンド コレクション by ハイアット」は、ホテルがそれぞれ「唯一無二」の存在として強い個性を放ち、その先にある「価値あるストーリー」を打ち出す内容が特徴となる。

そのテーマに則り「富士スピードウェイホテル」は、「モータースポーツとホスピタリティの融合」をコンセプトに展開される。

ホテル内には「富士モータースポーツミュージアム」が設置され、滞在を通じてモータースポーツの魅力とラグジュアリーなホスピタリティを同時に楽しめる。

ちなみに同ホテルはトヨタ・グループのトヨタ不動産が所有・経営し、ハイアットにより運営される。

トヨタ自動車株式会社BRフォレスト準備室長の西塚淳氏は、「富士スピードウェイホテルは、モータースポーツ・フォレストの一環として展開します。レースを見終わってホテルで優雅な時間を楽しんでいただければと思います」と述べた。

全120室の客室 別棟のヴィラは5室

「富士スピードウェイホテル」はサーキットの西ゲートに向かって左手に位置し、直接アクセスできる。コース側の客室ではGRスープラ・コーナーから最終コーナー、ホームストレートまでを見渡せる。

反対側の富士山ビュー・サイドの客室からは、四季や時刻で刻一刻と異なる表情を見せる富士山を望むことができる。

ヴィラはショーガレージ付きの贅沢な造りで5部屋を用意。
ヴィラはショーガレージ付きの贅沢な造りで5部屋を用意。    富士スピードウェイホテル

客室は全120室(内スイートは21室)あり、温かみのある落ち着いた色調のインテリアと、モータースポーツを感じるデザインで構成。全室バルコニーまたはテラス付きとなる。

注目したいのはホテルの離れに位置する別棟のヴィラだ。

専用のショーガレージを備えており、愛車を眺めながら愛犬と一緒に滞在することも可能で、5室が用意される。

ホテル棟に隣接するウエルネス棟には、心と体を癒やせる「Omika Wellness & Spa」を用意。半露天風呂のある富士大御神温泉のほかスパ、屋内プールとジムが設置される。

富士スピードウェイホテルの吉川源太総支配人は、「ハイアットの中で独立系コレクションとして開業します。『モータースポーツとホスピタリティの融合』をテーマにユニークな体験を提供します。ホテルとして自動車業界を盛り上げてゆきたい」と語った。

館内にはイタリアンレストラン「TROFEO/トロフェオ」、コーヒーや軽食が楽しめるロビーラウンジ「TROFEO/トロフェオ」、炉端ダイニング「Robata OYAMA」、大人の社交場「BAR 4563」が用意される。

富士スピードウェイホテルの石井順総料理長は「食材を追求すると静岡県は宝庫でした。農家や漁港を回って規格外の野菜でフードロスを抑え、静岡生まれのオリーブオイルを起用し、ホテルの敷地で育てたバジルを使うなど、最高の素材を無駄なく活かした料理を用意いたします」と意気込みを語ってくれた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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