待望のeパワー4WDモデル追加

日産は、2022年7月19日、キックスをマイナーチェンジし同日より全国一斉に発売した。

キックスは、「eパワー」ならではの力強い加速や高い静粛性、アクティブで先進的なエクステリアなどが好評のコンパクトSUV。

今回のマイナーチェンジでは、第2世代eパワーを搭載するとともに、4WDモデルを追加した。

マイナーチェンジしたキックスは、モーター出力を約5％、最大トルクを約7％向上させた第2世代eパワーを搭載し、よりパワフルな走りを実現。

また、低速走行時のエンジン始動頻度を低減させたことにより静粛性が向上。

さらに、アクセル操作だけで加減速をコントロールできるeペダル・ステップの操作性もなめらかに進化し、運転操作をより快適に感じることができる仕様となった。

スポーツやエコモードを選択時にもBレンジへ切り替えが可能となり、下り坂など強い減速が必要な場面でも安心。

加えて、WLTCモードで23.0km/Lと、約6.4％の燃費向上も実現した。

また、今回2WDに加え、四輪の駆動力を電気の力で制御する電動四輪駆動システム「eパワー4WD」モデルを用意。

悪路や雪道の走破性に力を発揮するとともに、ワインディングロードでは思いのままのコーナリングを可能とし、市街地での乗り心地も向上。

充実の安全装備　内装質感の向上

マイナーチェンジしたキックスは、「インテリジェントアラウンドビューモニター」や「インテリジェントルームミラー」などの先進技術装備を上位グレードに標準装備。

また、コンパクトSUV初となる「インテリジェントFCW（前方衝突予測警報）」を全グレード標準装備した。

車両前方に搭載したミリ波レーダーが、2台前を走る車両の車間や相対速度を検知し、危険と判断した場合には表示とアラームで注意を促し、衝突などの危険な場面の回避をサポートする。

センターコンソールとシフトレバーのデザインを一新し、先進的で質の高い内装を実現。

また、ツートーンインテリアエディションには、現行のオレンジタンに加え、新たにベージュを追加した。

今回設定された新グレードの「スタイルエディション」は、リアコンビランプ一体型フィニッシャーや、ダーククローム調のグリルフィニッシャーを取り入れ、内装には落ち着きのある深いブラウンを基調とした装いを施すなど、内外装ともにシックな装いとなっている。

マイナーチェンジにあわせて、日産モータースポーツ＆カスタマイズは、キックスをベースとしたカスタムカー、キックス・オーテックをマイナーチェンジし販売を開始。

キックスの価格（税込）は、279万8400円～328万1300円。キックス・オーテックの価格（税込）は、318万5600円～344万8500円。

画像　激戦区コンパクトSUVを比較【キックスvsヴェゼルvsヤリス・クロス】　全146枚