アルピーヌA110ツール・ド・コルス75日本受注開始 伝統のラリーをイメージ
公開 : 2022.07.20 13:05 更新 : 2022.11.01 08:49
アルピーヌ・ジャポンは、伝統のラリーをイメージした限定車「A110ツール・ド・コルス75」の受注を開始しました。
記憶に残る75年の激闘
アルピーヌ・ジャポンは、1975年のラリー「ツール・ド・コルス」を戦った先代アルピーヌA110の精神を受け継ぐ限定車「アルピーヌA110ツール・ド・コルス75」の受注を開始した。
地中海に浮かぶフランスのコルシカ島は、「美の島」と呼ばれる美しい風景で有名。また、世界的なラリーの開催地としてもその名を知られている。
1956年にコルシカ島で初開催された「ツール・ド・コルス」は、「1万のコーナーを持つラリー」といわれるほど延々とコーナーが続くコースが特長の、伝統あるラリーイベント。
先代アルピーヌA110は、このラリーで1968年、1970年、1972年、1973年と4回の優勝を遂げているが、多くの人びとの記憶に強く残っているのはアルピーヌが激闘の末に2位となった1975年のラリーといわれる。
この年、黄色を基調とした印象的なカラーリングを纏った先代アルピーヌA110は、パワーで勝り先行するライバルに対し、軽量なボディと優れたハンドリングを武器に驚異的な追い上げを見せ、優勝まであと一歩というところまで迫った。
結果は2位だったのものの、 大パワー車をギリギリまで追い詰めたこの戦いは「記憶に残る」ラリーとして今でも語られている。
この時の黄色を基調としたカラーリングは、ル・マンで優勝したA442Bや最初のF1マシンRS01に引き継がれ、アルピーヌ/ルノーのモータースポーツ史上非常に重要なカラーとなっている。
アルピーヌシャシーの限定モデル
アルピーヌA110ツール・ド・コルス75は、この1975年の「記憶に残る」激戦を戦った先代アルピーヌA110の精神を受け継ぐモデルとして登場。
アルピーヌA110 ツール・ド・コルス75は、ジョン・トゥルヌソルとノワール・プロフォンMの専用2トーンカラー、専用デカール、ブリリアントホワイトのグランプリ・ホイールなど、1975年のツール・ド・コルスを戦ったアルピーヌA110をイメージさせるカラーリングが施されている。
俊敏性と快適性をバランスさせ、正確なハンドリングをもたらすアルピーヌシャシーに、専用ロゴ入りSabelt製モノコックバケットシートを装備し、最高出力300psのハイパワーエンジンを組み合わる。
この限定モデルの販売台数は20台(ステアリングは右/左を用意)。
購入者には、成約記念としてNEGRONI製専用ドライビングシューズがプレゼントされる。
価格(税込)は1064万円。
7月24日まで購入申込みを受付け、申込みが販売台数を超えた場合は抽選となる。申込みが販売台数に達しない場合は通常販売となる。