2022年版 ドライブを最高に楽しめるコンバーチブル ベスト10 開放感が堪らない1台

公開 : 2022.07.23 18:05

長く続いた雨がやみ、都会の喧騒を離れて夏空を楽しむ。そんなシチュエーションにぴったりのクルマがコンバーチブル(オープンカー)です。快適性や実用性を備え、日々の使用にも耐える素晴らしい10台を紹介します。

オープンエアの格別な体験

想像してみてほしい。太陽が出て、空は暖かく、目の前にワインディングロードが広がっている。滅多にないドライブを楽しむチャンスだ。それをさらに良くするものは何か?もちろん、ルーフを外し、夏の風をいっぱいに取り込むことだ。

コンバーチブル(カブリオレ、オープンカーとも呼ばれる)にはさまざまな形があり、足の長いクルーザータイプ、高性能車、ファッショナブルなアイテムなど、選択肢は豊富だ。共通のテーマは、ルーフを収納し、外の世界と一体になれること。

さまざまな観点から、ベストなコンバーチブルを10台ピックアップする。
さまざまな観点から、ベストなコンバーチブルを10台ピックアップする。

しかし、その中でベストな1台を選ぶには、天候が悪化したときの安全性と快適性、そしてある程度の実用性が必要となる。単なるスポーツカーでも、高級クーペでもない。コンバーチブルとは、スポーツカーよりも使い勝手がよく、角が取れ、幅広い用途に適している、全く別の乗り物なのだ。

では、最も優れているのはどれだろうか?英AUTOCAR編集部が素晴らしき10台をピックアップした。

1. アウディTTロードスター

今回編集部がチャンピオンに選んだのは、オープンカーとスポーツカーが全く異なるものであることを象徴するクルマ、アウディTTである。初代モデルの誕生以来、上品でスタイリッシュかつ使い勝手の良い、特別でありながら日常的に乗りこなせる2枚目を演じてきた。そしてそれは、コンバーチブル仕様のTTロードスターでも同じである。

走りをとことん追求するドライバーなら、乗りこなすには少し簡単すぎる、手応えが薄いと感じるかもしれない。しかし、毎日の運転にほんの少し味付けをしたい人々にとっては、そこが魅力的なのだ。

アウディTTロードスター
アウディTTロードスター

アウディの流れるようなハンドリングと軽快なTFSIガソリンエンジンは、エントリーモデルであっても十分な速さとそれなりの楽しさを与えてくれる。エンジンは、最高出力197psの2.0L直4(40 TFSI)から始まり、245ps(45 TFSI)、306psのTT S、399psのTT RSまで幅広いラインナップが用意されている。エントリーモデルは前輪駆動、それ以外は四輪駆動の「クワトロ」だ。

こうしたエンジンやドライブトレインの選択肢の広さは、しっかりとした造りのインテリアや、ファッションモデルのようなルックスと同様に、TTの強みの一部となっている。頭で考えるか、心で考えるか、そんな判断は必要ない。簡単に言えば、このクルマは「乗りたい」と思ったら乗るクルマなのだ。きっと気に入るだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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