3列シートも! 日産「エクストレイル」新型、eパワーとVCターボ搭載 価格/サイズ/内装を解説
公開 : 2022.07.20 19:15 更新 : 2022.09.06 22:14
日産が、新型エクストレイルを発表。今度は、可変圧縮比ターボを用いたeパワー・モデルです。価格は319万円~。サイズ、内装、ADASについて解説します。
もくじ
ー4代目にフルモデルチェンジ
ー発電は、可変圧縮比エンジン
ーボディサイズは? RAV4と比較
ー内装 ブリッジ構造のコンソール
ー最低地上高は? 2/3列目は?
ープロパイロット/給電について
ー価格・発売日
4代目にフルモデルチェンジ
日産がSUVモデルの「エクストレイル」をフルモデルチェンジし、7月25日に発売すると明らかにした
エクストレイルは2000年に初代が登場した中型SUVで、現代の日本におけるSUV人気をリードしてきたモデルの1台。
4代目となる新型は、本格SUV性能を継承しつつ、第2世代の「eパワー」と「VCターボ」、電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」を搭載。
タフなSUVというイメージに「上質さ」というキーワードを付与し、日常生活からアウトドア・アクティビティまでフィットする新世代に生まれ変わった。
トヨタRAV4/ハリアー、マツダCX-5など競合が存在するマーケットに、日産の「電動化戦略をけん引する重要な役割を担うモデル(アシュワニ グプタCOO)」として投入される新型エクストレイル。
その概要を解説しよう。
発電は、可変圧縮比エンジン
注目となるのは、やはり可変圧縮比エンジン「VCターボ」と「eパワー」からなるパワートレイン。
なめらかな走りが自慢の高出力モーターを搭載する第2世代「eパワー」とともに、発電用エンジンには1.5L 3気筒の可変圧縮比ターボ「VCターボ」を採用。
常用域から加速時までエンジン回転数を抑え、静粛性を追求している。
駆動力を発揮するモーターは、フロントが最高出力150kW(204ps)、最大トルク33.7kg-mを発揮。WLTCモード燃費は、19.7km/Lとなる。
4WDモデルのリアモーターは100kW(136ps)/19.9kg-mを発揮。燃費は18.4km/Lだ。
その4WDモデルには、電動化・4WD制御・シャシー制御を統合した技術「e-4ORCE」を新たに搭載。
前後2基の高出力モーター、左右のブレーキを統合制御することで、四輪の駆動力を最適化し、雪道・山道の走破性に力を発揮する。
具体的には、路面と車両状況を瞬時に判断し、タイヤの摩擦力を最大限使い切れるように前後モーターの駆動力/ブレーキを制御。最小限のステアリング操作で思い通りのコーナリングを実現する。
また、市街地の減速時には、前後のモーターそれぞれで回生量を調整。車体の挙動を安定させて、乗員の頭部が揺れる動作を軽減する。これも上質とされるパワートレインの1つの特徴だろう。
ボディサイズは? RAV4と比較
新型エクストレイルのサイズは、全長4660×全幅1840×全高1720mm。ホイールベースは2705mm。
従来型より30mm短く、20mmワイドで、10mmほど低いボディとなった。
トヨタRAV4と比べると、全長が60mm長く、全幅が15mm狭く、全高は35mm高い計算だ。
デザインについては、力強さに「余裕」と「上質さ」を加えた新しいSUVのプロポーションを目指している。
ヘッドランプは、上段にポジションランプとターンランプを、下段にメインランプを配置した2階建ての構造。
リアコンビ・ランプのシグネチャーは、視認性が高く、無垢のインナーレンズには日本の伝統的な切子パターンのように輝く加工を施した。
ボディーカラーは、2トーン5種類、モノトーン7色の全12色をラインナップ。初代から「エクストレイル」のイメージカラーとして親しまれるカーディナルレッドが日本でも選べる。
さらにエレガントな色合いのシェルブロンドとスーパーブラックの2トーン、そしてタフで力強いステルスグレーなどが特徴的なカラーを用意した。