馬力番付 世界最強のスーパーSUV 21選 妥協を許さない高性能モデルたち
公開 : 2022.08.06 06:05
いまや、強大なパワーを備えたSUVは珍しい存在ではなくなりました。多くのメーカーが高性能モデルを生み出し、性能競争を繰り広げています。今回は、市販SUVで最もパワフルなモデルをランキング形式で紹介します。
もくじ
ー実用性 x パフォーマンス
ーBMW X5 M50i/X6 M50i(530ps)
ーアストン マーティンDBX(550ps)
ージャガーFペイスSVR(550ps)
ーポルシェ・カイエン・ターボ(551ps)
ーランドローバー・レンジローバーSVオートバイオグラフィー・ダイナミック(565ps)
ーロールス・ロイス・カリナン(571ps)
ーメルセデスAMG G 63(585ps)
ーマセラティ・レヴァンテ・トロフェオ(590ps)
ーアウディRS Q8(600ps)
ーメルセデスAMG GLE 63 S(612ps)
ーアルピナXB7(630ps)
ーBMW X5 M/X6 M(625ps)
ーベントレー・ベンテイガ・スピード(635ps)
ーポルシェ・カイエン・ターボGT(640ps)
ーランボルギーニ・ウルス(650ps)
ーポルシェ・カイエン・ターボS Eハイブリッド(680ps)
ージープ・グランドチェロキー・トラックホーク(707ps)
ーアストン マーティンDBX 707(707ps)
ーダッジ・デュランゴSRTヘルキャット(710ps)
ーGMCハマーEV SUV(830ps)
ーテスラ・モデルXプレイド(1020ps)
実用性 x パフォーマンス
SUVとスポーツカーは、何十年もの間、互いに相容れないものだった。SUVは人里離れた場所に行き、無事に戻ってくるという比類なきオフロード性能を備えたもの。一方、スポーツカーは直線でもカーブでも、オンロードにおける速さ・楽しさを追求したものだ。
しかし、2022年現在、世界の自動車メーカーのラインナップを見渡してみると、スーパーカー並みのパワーを持つSUVが続々と登場している。人を乗せ、荷物を載せ、快適なインテリアに包まれながらビッグパワーを享受できる時代なのだ。
無論、クルマの性能とは単に馬力だけによるものではない。ハンドリングやブレーキ、空力など、あらゆる要素が欠かせないことは改めて語るまでもないだろう。しかし、今回はあえてシンプルに考えて、「最高出力(ps)」を基準にランキングを作ってみた。
自動車メーカーが製造する、世界で最もパワフルなSUVランキングだ。パワーの低い順に、21台を取り上げている。
BMW X5 M50i/X6 M50i(530ps)
純粋な「Mモデル」を除くと、BMWのSUVラインナップの中では、X5およびX6のM50iがパワーの頂点に位置づけられている。どちらも4.4L V8ツインターボを搭載し、最高出力は530ps、0-97km/h加速は4.3秒と、ダウンサイジングの流れに逆行する性能を誇る。
BMWのSUV中で最もパワフルというわけではないが、一般的なファミリーカーよりも明らかに速いことは確かだ。
アストン マーティンDBX(550ps)
アストン マーティンは、メルセデスAMGの協力を得て、収益性の高いSUVセグメントへの参入を果たした。AMGが開発し、アストン マーティンが手を加えた4.0L V8ツインターボを搭載するDBXは、同社初のSUVでありながら、従来のモデルラインとしっかり調和している。
標準モデルで550psを発揮するが、さらにパワフルなモデルも用意されている。こちらはもう少し後で紹介しよう。
ジャガーFペイスSVR(550ps)
ジャガーはFペイスのエンジンルームを8気筒を想定して設計したが、V8エンジン搭載の「SVR」モデルは2018年までリリースされなかった。最高出力550psを発揮するスーパーチャージャー付き5.0Lエンジンに加え、SVRらしくハードスプリング、ワイドホイール、軽量な排気システム、スポーツシートを備えている。
Fタイプの生みの親であるジャガーが、エンスージアストの期待に応えたモデルだ。