ランボルギーニ 年内にウルス/ウラカンの新モデル発表 オフロード仕様もデビューか
公開 : 2022.08.03 19:25
ランボルギーニは2022年上半期の売上を大きく伸ばし、半期としては過去最高を記録しました。さらに8月以降、ウルスとウラカンの新たなモデルが登場する予定です。
半期としては過去最高の売上
半期としては過去最高の収益を達成したランボルギーニは、年内にウルスとウラカンの新たな派生モデルを発表する構えだ。
半導体不足とサプライチェーンの問題を抱えながら、ランボルギーニは今年上半期、前年同期比4.9%増の5090台を販売した。最も好調だったのはウルスで、全販売台数の61%を占めた。残りの39%はスーパーカーのアヴェンタドールとウラカン。
ランボルギーニは、ウルスとウラカンの新モデルを8月から発表していく予定だ。
ウルスは2車種の発表を控えており、ドイツではマットブラックの塗装と鮮やかな赤のブレーキキャリパーを装着したプロトタイプがすでに目撃されている。このモデルはおそらく「エボ(Evo)」と名付けられ、若干のパワーアップを果たしながら車重2200kg以下に軽量化されると予想されている。
もう一方のモデルは、プラグインハイブリッド(PHEV)仕様で、2024年の発売を予定しているようだ。ポルシェ・カイエン・ターボS Eハイブリッドのパワートレイン(最高出力680ps)が採用されると考えられている。
ウラカンにオフロード仕様?
スーパーカーのウラカンは、2019年に公開されたオフロード仕様のコンセプト「ステラート」を市販化したものになると予想される。今年1月にはプロトタイプによるテスト走行が目撃されており、ポルシェ911ダカールと同様の高車高でオフロードに対応したサスペンションが採用される見込み。
ドライブトレインとしては、通常のウラカン・エボの四輪駆動システムと、V10エンジン(最高出力640ps)の改良型を搭載すると予想されている。
また、最近のウラカンSTOやウラカン・テクニカといった特別仕様車と同様に、LEDライトバーなど、アグレッシブなスタイリングとなる可能性もある。
イタリア・サンタガタを拠点とするランボルギーニの今年上半期の利益は、2021年上半期と比較して69.6%増加し、2億5100万ユーロ(約340億円)から4億2500万ユーロ(約576億円)となった。
ランボルギーニはこれを、販売台数の増加に加え、アド・ペルソナム部門によるカスタマイズ需要が高まったことが理由だと捉えている。
最も多く販売された市場は米国で、1521台を販売。次いで中国(576台)、ドイツ(468台)となっている。