賛否両論 新型トヨタ・シエンタへの声 既視感あるデザインや価格上昇 どう評価?
公開 : 2022.08.30 05:45
新型トヨタ・シエンタは先代と大きく変わったデザインが話題です。輸入車に似たデザインに対する賛否両論の声をまとめました。
話題の新型トヨタ・シエンタ
先日フルモデルチェンジを果たして3代目へと進化したトヨタ・シエンタ。
普段づかいにも最適なコンパクトな5ナンバーサイズのボディと両側スライドドアを持つ利便性の高さや、3列7人乗り仕様と2列5人乗り仕様を用意してファミリーユースだけでなく、最近流行のアウトドアレジャーや車中泊にもピッタリのパッケージを持った人気車種だ。
新型となった3代目も前述の長所は踏襲しながらも、最新のパワートレインを搭載し、先進安全装備も充実したものとなっており、ハイブリッドモデルに待望の4WDモデルを設定するなど従来型で「こうだったらいいな」というポイントを須らく網羅している点はさすがトヨタといったところだろう。
またエクステリアデザインも、どちらかというとクセの強かった先代型に対して、丸と四角を効果的に組み合わせた温かみのあるデザインとなっており、CMでは愛犬を模したイメージ戦略を実施するなど、先代以上に愛されそうな1台に仕上がっている点も見逃せないポイントといえそうだ。
そんな新型シエンタではあるが、その注目度の高さ故か、ネット上では賛否両論巻き起こっている様子。
先代型もそうだったが、新型においては先代型以上にそのエクステリアデザインについて論争が巻き起こっているようで、今回はそんな意見も含めてネットの意見をまとめてみた。
大きく変わったエクステリア
新型シエンタについての否定的な意見はほとんどがそのエクステリアデザインに集中しているようだ。
新型シエンタは室内を広く見せつつ、ボディを大きく見せないデザインとして「シカクマルシルエット」と名付けられた箱型のボディを採用しながらもバンパーコーナーやルーフの角を丸めて視覚的にコンパクトに見せるデザイン手法を採り入れている。
このデザインについて、フィアット・パンダに似ているという声や、ルノー・カングーやシトロエン・ベルランゴといった欧州のマルチパーパスビークルに似ているという声が多く挙がっており、パクリデザインと断定するような声も多く挙がっていた。
それ以外の意見としては、最上級グレードが300万円に迫る価格となったことで大幅な価格上昇となってしまったことや、その価格帯であるにもかかわらず、今では軽自動車にも採用されるようになっているブレーキホールド機能を持つ電動パーキングブレーキが備わらない点を指摘する声もあった。
また、長きに渡る半導体不足の影響によって一部グレードや一部装備を装着すると納期が大幅に後ろ倒しになる点については一定の理解を示しながらも、先行して生産される仕様がほぼ最上級グレード一択になってしまう点に不満を感じるという声も見られた。