トヨタ 新型ノア&ヴォクシー、bZ4X、レクサスNXなど6万台超リコール 運転支援装置など不具合
公開 : 2022.09.02 12:05
トヨタは、ノア、ヴォクシー、bZ4X、レクサスNX、スバル・ソルテラ計6万258台のリコールを届け出ました。
新型ヴォクシーなど6万台が対象
トヨタは、2022年9月1日付で、ノア、ヴォクシー、bZ4X、レクサスNX、スバル・ソルテラ(2021年9月1日~2022年8月9日 製造)計6万258台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。
国土交通省によると、運転支援装置のレーントレーシングアシスト(LTA)において、制御プログラムが不適切なためハンドル舵角の中立位置のずれにより、LTAでのハンドル操舵の補正が不足するものがある。
そのため、カーブと車両速度の状況によっては、早期に警報が作動して運転者による操舵が必要となり、保安基準第11条(かじ取り装置)に適合しないおそれがある。
また、ディスプレイオーディオにおいて、制御プログラムが不適切なためナビのルート案内中に車両を再始動し、直後にパノラミックビューモニターの映像を表示した場合、ナビ案内図を車両左側の映像に重ねて表示する場合がある。
この不具合により、車両左側の映像が確認できず、保安基準第44条(後写鏡等の基準)に適合しないおそれがある。
電動パーキングブレーキにおいて、制御コンピュータ電源回路の異常検出プログラムが不適切なた、回路内で発生する一時的な応答遅れを異常と誤判定することがあり、警告灯が点灯して電動パーキングブレーキが作動しないおそれがあるという。
これらの改善策として、プログラムを対策仕様に修正する。
LTA、およびディスプレイオーディオはトヨタ社内からの情報提供によりリコール届出となった。
電動パーキングブレーキは市場からの情報提供によりリコール届出となった。この不具合は15件確認されている。
なお、これらの不具合による事故の発生は確認されていない。