新型フォルクスワーゲン・ティグアン 親しみやすい顔つきに? 2024年発売へ

公開 : 2022.09.07 18:05

フォルクスワーゲンが開発を進めている次期ティグアンのプロトタイプを、カメラが捉えました。デザインを刷新し、「より親しみやすい表情」にすると見られます。

人気SUVがフルチェン 2024年発売見込み

フォルクスワーゲンは2024年、人気SUVティグアンのフルモデルチェンジを実施する見込みだ。今回、開発中のプロトタイプが欧州で目撃され、改良の焦点が見えてきた。

このプロトタイプでは、シャープなヘッドライト、大幅に拡大されたフロントグリル、フロントスプリッターなどを備えた全く新しいフロントエンドが確認できる。

次期フォルクスワーゲン・ティグアンのプロトタイプ
次期フォルクスワーゲン・ティグアンのプロトタイプ    AUTOCAR

また、サイドミラーにはインジケーターが追加されている。一方、リアエンドは、現行モデルとそれほど大きな違いはないように見える。

プロトタイプは、ボディラインを目立たなくするカラーリングで大部分がカモフラージュされていたが、現行モデルより長いホイールベースを備えているようだ。

マフラー(本物とデコイ)が見えることから、次期モデルでも内燃機関を維持していることがわかる。パワートレインとしては、現行モデルと同様にガソリン、ディーゼル、プラグインハイブリッドをそれぞれ設定する可能性が高い。

フォルクスワーゲンはAUTOCARの取材に対し、パワートレインについてのコメントを避けた。しかし、同社の広報担当者は、2024年に発売される可能性を示唆している。

怒った「顔」は不採用? スマイル重視

フォルクスワーゲンのデザインチーフ、ヨゼフ・カバンは以前、従来よりもフレンドリーなデザイン路線を進み、「スマイル」を多く持ったモデルを増やしていくと発言している。代表例は新型EVのID.Buzzで、さまざまな意味で新しい時代の始まりを告げた。

「すべてのクルマに、もっとエモーショナルなものを、というのがわたし達の考えです。すべてのクルマがこれほどポジティブでフレンドリーなキャラクターを持てるわけではないので、製品にもよりますが、1つはっきりしているのは、EVに限らず、(より表情豊かな)ステップが増えていくだろうということです」と、カバンは語っている。

次期フォルクスワーゲン・ティグアンのプロトタイプ
次期フォルクスワーゲン・ティグアンのプロトタイプ    AUTOCAR

さらにカバンは、「攻撃的なフロントフェイスはうまくいかない」として、フォルクスワーゲンは大半のモデルで怒ったような表情を避けるだろうと述べた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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