改良新型メルセデス・ベンツGLA 2023年登場見込み 顔つきがスマートに? プロトタイプ発見
公開 : 2022.09.08 18:05
メルセデス・ベンツGLAの改良新型と思われるプロトタイプが、ドイツのサーキットで目撃されました。スタイリング変更やソフトウェアの更新、足回りの改良などが施される見込みです。
メルセデスの入門SUV 改良へ
メルセデス・ベンツGLAの改良新型は、2023年に発売される見込みだ。そのプロトタイプがドイツのサーキットでテスト走行を行っている様子を、カメラが捉えた。
プロトタイプを見る限りでは、フロントとリアエンドにスタイリングの変更が施されるようだ。
フロントでは、デイタイムランニングライトがCクラスのような直線的な形状に変更されているほか、グリルインレイもわずかに変わっている。テールランプは、新型GLCを踏襲していると思われる。
最近目撃されたメルセデス・ベンツCLAクーペ/シューティングブレイクのプロトタイプでは、ほとんどクロームパーツが使われていなかったが、このGLAでは、サイドウィンドウ、ドアハンドル、リアバンパー下部などにクロームがふんだんに使用されている。
インテリアは、インフォテインメント・システム「MBUX」のソフトウェア・アップデートや、新デザインのセンターコンソール導入など、小変更が加えられると予想される。
価格上昇の可能性 グレードの見直しも?
サーキットでのテスト走行が目撃されていることから、ハンドリングにさらに磨きをかけるために足回りも改良されると見ていいだろう。
しかし、それ以外の変更点はほとんどないと思われる。欧州では、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンのほかPHEVのGLA 250eが導入されており、電気のみでの航続距離を現行の約60kmからわずかに延長する可能性がある。
高性能モデルのAMG GLA 45 Sも、ターボチャージャー付き2.0L 4気筒エンジンから引き出すパワーとトルクを高めると考えられる。
メルセデス・ベンツが高級ブランド志向を強めていることや、世界的な部品不足などを踏まえると、改良新型GLAは現行モデルよりも価格が高くなるものと予想される。グレードも見直され、特にエントリーモデルはより装備の充実した中~上級モデルに置き換えられる可能性がある。
アウディQ3、BMW X1、レンジローバー・イヴォーク、ボルボXC40などと競合するGLAの位置づけが劇的に変わるわけではないが、より高価なプレミアム・クロスオーバーの1つになるだろう。
AUTOCARがGLAの改良についてメルセデス・ベンツに尋ねたところ、同社はコメントを控えた。