アウディR8に最終モデル V10エンジンの「RWD GT」登場 2023年生産終了
公開 : 2022.10.05 18:05
2023年に生産を終了するアウディR8の最終モデルが発表されました。5.2L V10エンジンを搭載する後輪駆動モデルで、最高出力620psを発生。世界333台の限定生産です。
333台限定の最終モデル
アウディは、スーパーカーR8の最終モデルとして「R8 RWD GT」を発表した。R8は来年に生産を終了する予定。
R8 RWD GTは、ランボルギーニ・ウラカンと共通の5.2L V10エンジンを搭載する後輪駆動モデルで、世界333台の限定生産となる。価格は20万ポンド(約3200万円)を超えると予想されている
最高出力は620psに引き上げられたほか、シフトチェンジの高速化を実現。0-100km/h加速3.4秒、最高時速320km/hに達する。
さらに、7段階に調整可能なリアのトラクションコントロール・システムが新たに搭載された。「トルク・リア・ドライブ」と呼ばれるモードを実装し、設定により後輪の滑りやすさを変更できる。
また、ホイール、アクセルペダル、ステアリングラック、ECUに取り付けられたセンサーからのデータをもとに、路面状況や走行シーンに応じてリアアクスルのパワーを自動的に調整する。
アウディによると、軽量20インチホイール、セラミックブレーキディスク、炭素繊維強化プラスチック製フロントアンチロールバー、アルミニウム製カップリングロッドにより、約20kgの軽量化(車重1570kg)を達成したという。
先代R8のGTモデルと同様、マットカラーのスズカ・グレーが標準仕様となっている。ブラックバッジ、カーボントリム、レッドのシートベルト、アルカンターラのダイヤモンドヘッドライナー、センターコンソールのビルドプレートが標準モデルとの違いを際立たせる。