新型ホンダ・プロローグ 大型電動SUV、北米デビュー 2024年発売予定

公開 : 2022.10.07 16:25

ホンダは新型EV「プロローグ」を米国で発表しました。CR-Vより大型の電動SUVで、米ゼネラルモーターズとの共同開発による量産EV第一弾となります。

GMt共同開発の電動SUV

ホンダは、米国の大手自動車メーカー、ゼネラルモーターズと共同開発した新型EV「プロローグ」のデザインを公開した。北米向けの電動SUVで、CR-Vよりも大型のモデルとなる。

キャデラックリリックシボレー・ブレイザー、GMCハマーなどGM傘下のブランドと「アルティウム」プラットフォームを共有。2024年に北米で発売される予定だ。

ホンダ・プロローグ
ホンダ・プロローグ    ホンダ

ロサンゼルスを拠点とするホンダのデザインチームは、「モダンでフレッシュなSUVを創る」ために、デザインテーマに「ネオラギッド(neo-rugged)」を設定したという。

プロローグは、現行のCR-Vよりもホイールベースが203mm長く、全幅も127mm広い。21インチホイールや、小型EVのホンダEをイメージした大きな黒いバーを持つフロントエンドが特徴的だ。

リアエンドには「Honda」のロゴが入り、EVであることを示す「e:」のバッジも装着されている。

自然の美しさに発想を得たデザイン

また、「カリフォルニア州タホ湖周辺の自然の美しさと色彩」にインスパイアされたという専用カラーのノースショア・パールを採用する予定。インテリアのカラーリングは、山の雪から発想を得たという。

インテリアでは、11インチのデジタルメーターディスプレイに加え、11.3インチのインフォテインメント・タッチスクリーンが中央に配置されている。

ホンダ・プロローグ
ホンダ・プロローグ    ホンダ

米国ではディーゼル車やガソリン車の新車販売が段階的に廃止されつつあるため、プロローグはホンダにとって重要なモデルとなる。

パワートレインの詳細はまだ発表されていないが、最大航続距離515kmと最大190kWの充電に対応するシボレー・ブレイザーに匹敵するものになるだろう。

米国ホンダの自動車企画・戦略担当副社長であるゲイリー・ロビンソンは次のように述べている。

「CR-Vのお客様は、少し大きめのサイズと広い室内、そして優れたハンドリングを持つプロローグに移行するのは自然な流れだと考えています」

「わたし達が今、CR-Vハイブリッドで行っているように、お客様のEVへの移行をサポートできるようなスマートな戦略を打ち出します」

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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