台湾フォックスコンから新型EV その名も「モデルB」 2024年発売のハッチバック
公開 : 2022.10.07 18:05
台湾の電子機器大手フォックスコンの自動車部門から、新型EV「モデルB」のコンセプトモデルが公開されました。ピニンファリーナがデザインを担当し、2024年に生産を開始する見込みです。
台湾から新型EV ピニンファリーナデザイン
台湾の電子機器大手フォックスコンの自動車部門であるフォックストロンは、「モデルB」という新型EVを一部公開した。10月18日に正式発表が行われる予定。
モデルBは、2021年に発表されたモデルC(SUV)とモデルE(セダン)に続く、同社3番目の乗用EVとなる。スタイリングを担当したのはピニンファリーナだ。
フォックストロンは、フォックスコンと台湾の自動車メーカー、ユーロンの合弁会社として2020年に設立された。電動バスのモデルTやピックアップトラックのモデルVなど商用車も公開しており、後者は10月18日にモデルBと共に一般公開される予定だ。
モデルBは、モデルCやモデルEと共通のEV用プラットフォーム「MiH」を採用している。ドライブトレインの詳細については明らかにされていないが、関係者によると、シングルモーターとデュアルモーターに対応する設計になっているという。
現時点では、モデルBはコンセプトモデルとされているが、2024年にほぼそのままの姿で発売されると予想されている。
フォックスコンのCEOであるリウ・ヤンウェイは、セダンタイプのモデルEの開発がほぼ完了し、2023年の第2四半期に台北で生産開始予定であることを明らかにしている。また、2024年からは米国オハイオ州でも製造を開始するとしている。
リウ・ヤンウェイは8月に記者団に対し、米国工場は最大50万台の年間生産能力を持つことになると語った。
アップルのiPhoneを生産する親会社フォックスコンの製造委託を反映した動きとして、フォックストロンは第三者企業に製造ノウハウを提供する計画だ。