走行6900kmのトヨタ救急車 115万円で落札 官公庁オークション結果 予定価格15万円で出品
公開 : 2022.10.13 16:45
鳥取市の所有する2004年式トヨタ製フルタイム4WD救急車がオークションで115万円で落札されました。
救急車が自治体の収益源に
鳥取市は、同自治体の所有する2004年式トヨタ製フルタイム4WD救急車(元感染症患者移送車)をオークションに出品。オークションは入札形式でおこなわれた。
2022年10月11日に締め切られた入札の結果、同車の最終落札価格は115万円となった。なお、入札数は公表されていない。
鳥取市では、紀尾井町戦略研究所株式会社が提供するインターネット公有財産売却システムを利用して、不用になった車両や物品を売却している。今回開催されたオークションには全国の自治体から消防車や救急車、バスなどが出品された。
鳥取市より出品された車両は、初年度登録2004年3月。走行わずか6866kmの7人乗りAT車。
感染症患者移送用として導入された車両で、2022年3月まで救急車として使用されていた。車両の後列にはストレッチャー台、収納式補助シート、収納式簡易ベンチが設置されており、前列と後列の間に仕切り壁がある。
ストレッチャー、陰圧カプセル、陰圧カプセル用充電ボックス、DC/ACインバーター(エンジン稼働中にインバーター本体コンセントで交流100Vが使用可能)、後列室内DC12V電源(ソケット2口使用可能)が付属。
予定価格は15万円とされていたが、最終的には115万円の値をつけた。長年住民のために活躍してきた車両が高値をつけたことで、自治体にとっては貴重な収益源となることだろう。
なお、代金の納付期限は2022年10月25日となっている。