最高出力687psのAMG仕様も 新型メルセデス・ベンツEQE SUV 欧州発表
公開 : 2022.10.18 18:05 更新 : 2023.09.26 00:50
メルセデスは新型EV「EQE SUV」を発表しました。全長4.8mのミドルクラスの電動SUVで、687psを発生させる高性能モデルも用意されています。欧州では2023年初頭に発売される予定です。
新たなミドルクラスの電動SUV登場
メルセデス・ベンツは、新型EQE SUVを欧州で発表した。最高出力687psのAMGモデルを含む、5種類の強力なモデルラインナップを明らかにしている。
EQE SUVは、メルセデス・ベンツにとって9番目の市販EVで、EQシリーズの中ではEQS SUV(今年末に発売予定)の下に位置するミドルクラスの電動SUV。欧州では2023年初頭に発売予定である。
プラットフォームは、メルセデスの第2世代EVA(Electric Vehicle Architecture)を採用する。
エントリーモデルでは、シングルモーター後輪駆動のEQE 350+ SUV(最高出力292ps、最大トルク57.6kg-m)と、デュアルモーター四輪駆動のEQE 350 SUV 4マチック(最高出力292ps、最大トルク78.0kg-m)が用意される。
さらに上位モデルとして、最高出力407psと最大トルク87.5kg-mを発揮するEQE 500 SUV 4マチックがラインナップされている。
オプションパックで最高出力687ps
2023年半ばには、高性能ブランドのAMGからデュアルモーター四輪駆動のEQE 43 SUV 4マチックとEQE 53 SUV 4マチック+が導入される予定。
43は最高出力476psと最大トルク87.5kf-mを発揮し、0-100km/h加速は4.3秒と謳われている。一方、AMGが開発した6相電気モーターを搭載する最上級モデルの53は、最高出力625psと最大トルク96.8kg-mを発揮する。
オプションのAMGダイナミック・プラス・パッケージを装着すると、最高出力687ps、最大トルク102kg-mに強化される。レーススタートモードでは0-100km/h加速3.5秒、最高速度240km/hを達成するという。
また、毎秒160回もの駆動力配分をモニターする完全可変4マチック+と、ミシュラン・パイロットスポーツEV MO1タイヤが、加速力と直進安定性を高めている。
バッテリーは、EQEセダンと同じ90.6kWhのリチウムイオンバッテリーが搭載されている。最大170kWの充電に対応し、最も効率の良い後輪駆動のEQE 350+ SUV では、WLTPテストサイクルで480km~590kmの航続距離を実現するとのこと。
スタイリングは、大型のEQS SUVに近いものだが、より大きく傾斜したルーフラインとテールゲートが特徴的。AMGモデルは、フロントグリル、バンパー、ホイールなどが専用デザインとなっている。
サイズは全長4863mm、全幅1940mm、全高1686mm。車重についてはまだ公表されていない。