悪党も真っ青? 世界のカッコいいパトカー特集 86選 前編 珍車に名車、迷車まで

公開 : 2022.10.22 18:05

可愛い小型車から1人乗りのスポーツカー、1台数億円のハイパーカーまで、世界各国の警察で使われている「面白いパトカー」を紹介します。

もくじ

二度見必至? 世界の珍しいパトカー特集
82:スコダ・イエティ(チェコ)
81:フォード・クラウンビクトリア(米国)
80:フォード・ポリスインターセプター・ユーティリティ(米国)
79:ヒンドゥスタン・アンバサダー(インド)
78:ヴォグゾール・セネター(英国)
77:レンコ・ベアキャット(カナダ)
76:ホールデン・コモドアSV6(オーストラリア)
75:ランドローバー・ディスカバリー(英国)
74:フォード・ゼファーMk2 ファーンハム・エステート(英国)
73:ランドローバー110(英国)
72:ミニ・カントリーマン(ジョージア)
71:ヴァルトブルク353W(東ドイツ)
70:メルセデス・ベンツ ML 350(米国)
69:シボレー・サバーバン「ジャマー」(米国)
68:ラピッドモデルF 700Bポリスパトロールワゴン(米国)
67:ルノー4CV(フランス)
66:ポルシェ911(オーストリア)
65:ジャガーXJ6(英国)
64:メルセデス・ベンツ E 43 AMG(オーストラリア)
63:レクサスLS 400(米国)
62:BMW i8(チェコ共和国)
61:フォルクスワーゲン・パサート W8(ルクセンブルグ)
60:フォード・レンジャー(アフガニスタン)
59:アウディTTクワトロ(ハンガリー)
58:ランドローバー・ディスカバリー(イタリア)
57:アウディ4000S(米国)
56:BMW i3(米国)

二度見必至? 世界の珍しいパトカー特集

多くのパトカーは、まったく想像力に欠けている。もし、街中や高速道路をポルシェ911アウディR8ホンダNSXがパトロールしていたら、どんなに面白いか想像してみてほしい。あるいは、最近チェコ共和国で採用されたフェラーリ458イタリア(写真)のようなスーパーカーがあったら……?

世界には、こうしたカッコいい車両が警察に採用されている国がある。今回は、世界を見渡してみて最も面白いパトカーはどれか、ランキングしてみた。なお、現役で活躍したことが確実な車両のみを対象としているので、プロモーションなどで使用された車両は除外している。

バブルカーからスーパーカーからまで、世界の珍しいパトカーをランキング形式で紹介する。
バブルカーからスーパーカーからまで、世界の珍しいパトカーをランキング形式で紹介する。

82:スコダ・イエティ(チェコ)

いきなりマイナーな車両で恐縮だが、スコダのお膝元であるチェコ共和国では、同社のモデルが多く警察で使われている。コンパクトSUVのイエティは、日本でこそ無名であるものの、欧州では根強い人気を誇る。ファンキーな見た目にそぐわず、驚くほど実用的であり、その点は警察も高く評価していると思われる。

82:スコダ・イエティ(チェコ)
82:スコダ・イエティ(チェコ)

81:フォードクラウンビクトリア(米国)

米国で最も典型的なパトカーが、フォードのクラウンビクトリア。トラックのようなボディ・オン・フレーム構造、パワフルなV8エンジン、そして民間向けモデルの生産終了後も3年間だけ警察にのみ供給されていたという点も面白い。悲しいことだが、現在、クラウンビクトリアはエクスプローラーのようなSUVに切り替えが進んでいる。

81:フォード・クラウンビクトリア(米国)
81:フォード・クラウンビクトリア(米国)

80:フォード・ポリスインターセプター・ユーティリティ(米国)

米国人が慣れ親しみ、恐れてきた伝統的な大型セダンに見切りをつけ、一般消費者にも人気が高まっているSUVを採用するという、大きな流れを象徴するモデル。V6エコブーストエンジン(ハイブリッドも選択可能)を搭載したポリスインターセプター・ユーティリティは、燃費や実用性に優れ、高速走行時のハンドリングと安定性も十分なものだ。

また、フォードは120km/hでの後方衝突試験をクリアした世界で唯一の警察車両であると誇らしげに主張している。

80:フォード・ポリスインターセプター・ユーティリティ(米国)
80:フォード・ポリスインターセプター・ユーティリティ(米国)

79:ヒンドゥスタン・アンバサダー(インド)

英国で初代ミニを生産しまくっていたモーリスは、その金型をインドに輸出。インド初の国産車となり、ファミリーカーとして瞬く間に人気を集め、タクシーなどにも使われた。そしてもちろん、現地の警察にも採用。インド政府は総生産台数の約15%を購入したと言われている。

快適性やスピードにおいて高級とは言い難いが、それなりに頑丈だし、何よりどこにでもあるクルマなので、修理業者やスペアパーツを見つけるのも簡単だ。アンバサダーは1958年から2014年まで生産された。

79:ヒンドゥスタン・アンバサダー(インド)
79:ヒンドゥスタン・アンバサダー(インド)

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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