マセラティの次世代電動オープン 新型グランカブリオ、プロトタイプ発見

公開 : 2022.10.25 18:45

マセラティが開発中の次期グランカブリオのプロトタイプをカメラが捉えました。新型グラントゥーリズモのオープン版で、3.0L V6エンジン搭載モデルとEVモデルが用意される見通しです。

3.0L V6モデルとEVモデルを導入か

マセラティは、2代目となる次期グランカブリオの開発を進めている。そのプロトタイプがテスト走行している姿をAUTOCARのカメラが捉えた。

先日発表された新型グラントゥーリズモの兄弟車であり、エンジニアリングはほぼ同じとされている。そのため、3.0L V6エンジン(最高出力496psまたは558ps)と、最高出力755psのEV仕様「フォルゴーレ」が用意されると考えられる。

次期マセラティ・グランカブリオのプロトタイプ
次期マセラティ・グランカブリオのプロトタイプ    AUTOCAR

今回目撃されたプロトタイプは、ファブリックルーフを装着し、厳重なカモフラージュを施した状態でテスト走行していた。

マセラティのグローバル・プロダクト責任者であるマッシモ・カパルディは、新型グランカブリオについて、4座のコンバーチブル・グランドツアラーという位置づけにあり、電動パワートレインという「非常にユニーク」な要素を提供すると語っている。

また、カパルディによると、価格は20万ポンド(約3300万円)台に突入するという。ベントレー・コンチネンタルGTコンバーチブルなどが直接的なライバルとなりそうだ。

2023年後半、新型グラントゥーリズモの直後に発売される見通しで、この頃には新型グレカーレ・フォルゴーレと並んで、マセラティのEVモデルは合計3台になると予想される。

マセラティは2025年までにレヴァンテクアトロポルテMC20のEV仕様を順次導入し、2030年にICE車の販売を終了する予定である。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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