【実際に購入レポート】日産リーフ2回目の車検 バッテリー容量はどう変化? 3台目リーフの今
公開 : 2022.11.02 05:45
3台目の日産リーフが2回目の車検を迎えました。バッテリーの劣化度合は旧型リーフより改善したといえます。
2回目の車検 バッテリー容量は?
日産リーフ3台目となるZE1型を発売と同時に購入、この秋で5年目の車検になりました。
とくに整備するか所はなく、オイルやフィルターなどの定期交換だけで終了。3年目の車検時、EVの重量税は免除のため、全体費用は少なく済みました。
しかし、今回車検時の重量税は2万円となり、お得感はほとんどありません。
5年経ったリーフのバッテリー容量はどうなのか? 多くの人にとって興味津々だと思います。
リーフのバッテリー容量については、運転席のインパネ画面で見ることができます。
けれど、リニアでない12段階表示なので目安位にしかなりません。
そこで、特別な測定器を使わない方法で推測することにしています。
初回の車検時の容量低下ついては、推測値94-95%であったことを報告しています。
3年2万4649km使用しての数値としては良好の結果であり、初期型モデルZE0型と比較すると、驚くほどの技術進歩を感じました。
推測方法についても、その報告の中で詳しく説明しました。その方法は、下記のような特性を利用したものです。
・自宅での充電時間は、バッテリー容量が減ると、充電は早く終わる
・充電完了時の航続可能距離は、バッテリー容量が減ると少なくなる
・走行時に消費した電気量の割合から、バッテリー容量を計算できる
なお、この5年間、充電時と遠出した時のデータを記録しています。
それから2年経ち、同様の方法でバッテリー容量の低下を推測しました。
その結果、さらに3%程度の容量低下がみられ、新車からだと91-92%になります。この数値に対しては、いろいろな意見や感想が出そうです。
ここまでのリーフの走行距離は、それほど多くなく5年で約4万km。
この程度の走行距離だとリーフZE1型は10年以上普通に乗れそうです。
知り合いにやっと日産リーフをすすめることができるようになりました。
また、ZE0型よりバッテリー劣化ははるかに少ないので、この中古車はお買い得になるかもしれません。
「快適な旅」に夜間充電は必須
毎年初秋に、甲府から約130kmある軽井沢へ行くことにしています。
ここでの電費データなどで、バッテリーの容量変化を見ることも目的の1つです。
今年は3泊4日でインディゴ軽井沢、TWIN-LINE軽井沢、マリオット軽井沢に宿泊。
TWIN-LINE軽井沢では、夜間充電で100%にでき、快適な旅となりました。
夏の繁忙期は終わり紅葉にはまだ早い時期。それでも旧軽井沢銀座通りは、人はそれなりに多く賑わっていました。
軽井沢から北へ約50kmのところにある群馬県の吾妻渓谷へ行ってみました。そこには完成したばかりの八ッ場ダムがあり、近くの道の駅あがつま峡には、急速充電設備もありました。
この軽井沢旅行の走行データと充電データから計算したバッテリー容量は、ここ数年徐々に低下しています。
ただ、もともと仕様容量は40kWhあり、今年も実用的にはバッテリー劣化はほとんど感じませんでした。
帰宅時の走行距離は378km、平均電費は8.5kWh/kmで、エアコンはほとんど使用していません。
最初に泊まったインディゴ軽井沢の駐車場にも、普通充電の設備はありました。
しかし、宿泊者でもリーフでの使用料は3時間で2000円。
標準仕様リーフだと10kWh程度しか充電できません。
残念ながら緊急時以外の利用ではなかなか厳しい料金です。ただ、ポルシェ提供設備なので、ポルシェユーザーは無料で使用できます。
TWIN-LINE軽井沢の200V普通充電用コンセントはケーブル付のタイプであり、屋内駐車場の奥に専用スペースが用意されていました。
課金システムはないのですぐに利用でき、宿泊者の料金は無料です。
約8時間の夜間充電でチェックアウト後、満充電で吾妻渓谷へ向うことができました。宿泊施設での夜間充電はとても重要です。
今年も最後の日に、急速充電設備のある軽井沢役場に立ち寄ってみました。
駐車場には多くのクルマがあり、すでに1台のクルマが充電中。
充電設備は2台運用に更新されており、無料が有料になっていたのは当然かと思えます。しかし、充電能力がこれまでの約半分だったのには、ちょっと疑問を感じました。