もう時代遅れ? 海外で昔流行ったカーアクセサリー 20選 自動車電話からミックステープまで

公開 : 2022.12.03 06:05

数十年前に海外で流行ったカーアクセサリーを紹介します。今となってはすっかり見られなくなったアイテムばかりですが、日本ではまだ一般的なものもあります。

海外で流行した懐かしのアクセサリー

一昔前、折りたたみ式の携帯電話を「デコる」ように、クルマにアクセサリーを何個もつけて楽しむ人がたくさんいた。カーアクセサリーは、今でもさまざまなアイテムが販売されているが、スマートフォンにふわふわのストラップを付ける人が減った(少なくとも個人的にはそう感じる)のと同じように、おしゃれのトレンドも移り変わっている。

今回は若かりし頃を思い出し、最近ではすっかり見かけなくなったカーアクセサリーを振り返りたい。

数十年前に海外で人気を集めたアイテムを紹介。日本では今も現役のものも……。
数十年前に海外で人気を集めたアイテムを紹介。日本では今も現役のものも……。

サイコロ

バックミラーにぶら下げるサイコロは、海外では「ファジーダイス(Fuzzy dice)」などと呼ばれている。第二次世界大戦中、米軍のパイロットが幸運を祈ってコックピットにぶら下げていたのが始まりとされている。また、「死との戦い」を象徴するものという解釈もある。

戦後、地上に戻ったパイロットたちは、愛車のバックミラーにサイコロをぶら下げて習慣を守り続けた。あるいは、違法なストリートレースに参加するためかもしれないが。このトレンドは1980年代まで続き、その後すっかり影を潜めたが、今ではかえって、レトロなおしゃれアイテムにも見える。

サイコロ
サイコロ

うなずく犬

英語では「Nodding dog(ノッディングドッグ)」、ドイツ語では「Wackeldackel(ヴァッケルダッケル)」と呼ばれる首振り犬。調べてみると、うなずくように首を振るダックスフンドが初めて製造されたのは、1970年代のドイツだそうだ。

首振り犬は1970年代から1980年代にかけて人気を博し、1990年代後半にドイツのガソリンスタンドチェーンが広告に使用したことで、新たな息吹を吹き込まれた。英国でも有名な保険会社のコマーシャルで使われ、「Yes, yes」とうなづく様子が広く知られている。うんうん。

うなずく犬
うなずく犬

ヘッドライトのアイライン

1990年代、ヘッドライトの一部を隠すアイライン(または、まぶた)はすごい人気だった。フォルクスワーゲン・ゴルフ3などは50ポンド(約8000円)で目を細めることができたのだ。BMWのE36型3シリーズでも似たようなことができたが、『怪傑ゾロ』の仮面のようになってしまうこともあった。キャサリン・ゼタ・ジョーンズは感心しなかっただろう。

ヘッドライトのアイライン
ヘッドライトのアイライン

ファッションウェア

クルマとお揃いの服を買うことは今でも可能だが、ファッションは年々変化していることは確かである。ポルシェ928にお乗りの方なら、この写真のようなコーディネートはどうだろう?

フォードのRSコスワースが裏面にプリントされた米国空軍のボンバージャケットや、胸に「GTE 16V」と書かれたヴォグゾールのクルーシャツなんかもある。イタリアンブランドにこだわりがあるなら、スパルコのアンダーウェアがいいかもしれない。

ファッションウェア
ファッションウェア

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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