フィアット・デュカト日本発売 キャンピングカーベースに 500万円台で3つのサイズ 詳細解説

公開 : 2022.12.02 05:45

キャンピングカーブームにあわせて上陸。フィアット・プロフェッショナル・デュカトが日本発売。内装/外装/価格/サイズを解説。

話題のデュカト、日本発売

ステランティス・ジャパンは、フィアット・プロフェッショナルのベストセラー商用車「デュカト」の2022年モデル(シリーズ8)を発表し、2022年12月1日よりフィアット・プロフェッショナル正規販売代理店にて発売する。

日本市場に初導入されるデュカトは、2020年に誕生40周年を迎えた長い歴史をもつ小型商用車。

フィアット・プロフェッショナル・デュカト
フィアット・プロフェッショナル・デュカト

2020年と2021年にはヨーロッパにおいてベストセラーモデルとなり、欧州商用車市場で7割のシェアを獲得している。

日本市場においては、活況を呈するキャンピングカー市場を見据え、キャンピングカーのベース車両として正式導入する。

イタリア車ならではのエクステリア

フィアットのデザインチームは、他社とは一線を画す魅力的でイタリアならではのスタイリングを提供する。

大型のフロントグリルには、イタリアのアテッサ工場で製造されたことを示す象徴的なフィアットのエンブレムが装着される。

フィアット・プロフェッショナル・デュカト
フィアット・プロフェッショナル・デュカト

LEDテクノロジーを採用したヘッドライト、およびデイタイムランニングライトを装備し、デュカトならではのライト・シグネチャーを表現。

バンパー下部の左右には、コーナリング機能付きフロントフォグランプを備える。

ボディ骨格には、日本における商用車セグメントでは他に類を見ない、伝統の「オールフォワード」アーキテクチャーを採用。前輪駆動の利点をいかした広い荷室空間と多様なアレンジにより、優れた快適性と積載性を実現した。

乗用車のようなインテリア

インテリアは実用的であると同時に、安全で快適な空間であることを念頭にデザインされた。

電動パーキングブレーキや、機能的で省スペースなドアパネルの採用により、広いキャビンスペースを実現。

フィアット・プロフェッショナル・デュカト
フィアット・プロフェッショナル・デュカト    ステランティス・ジャパン

操作スイッチ類を集約した革巻きのステアリングホイール、メーター類は7インチフルカラーTFTディスプレイとするなど、乗用車と遜色のない運転感覚を味わうことができる。

また、デジタル処理したリアビュー画像を表示するデジタル・ルームミラーを採用し、後方視界を確保。

センターコンソール中央には、10インチ・タッチスクリーンを備えたUコネクトインターフェイスを装備。

ナビゲーションシステムをはじめ、アップル・カープレイ/アンドロイドオートも使用可能。

また、スマートフォン用ワイヤレスチャージャー、3つのUSBポート(タイプA×1、タイプC×2)や3つのカップホルダーを装備。

キーレスエントリー&ゴー機能によりキャビン、および荷室ドアのロック/ロック解除やエンジンの始動はキーなしでおこなうことができる。

運転席、および助手席には、キャプテンシートを採用。

一体型ヘッドレスト、幅広のバックレスト、サポートの優れたダブルアームレストを備え、快適性を高めた。

また運転席、助手席ともに180°回転させることができるため、キャンピングカーユースの際には車両前方のスペースも効率的に利用が可能。

記事に関わった人々

  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

関連テーマ

おすすめ記事