ホンダNバンベースの新型「軽バンEV」発売へ 100万円台目指す 2024年春登場
公開 : 2022.12.08 17:45
ホンダは、軽バン「Nバン」をベースとした新型軽商用EV(電気自動車)を2024年春に発売します。
Nバンの使い勝手をEVに
ホンダは、軽バン「Nバン」をベースとした新型軽商用EV(電気自動車)を2024年春に発売する。
ホンダは、2050年にホンダが関わるすべての製品と企業活動を通じたカーボンニュートラルの実現を目指している。この実現に向けて、四輪車においては、2030年までにグローバルで30種類のEV展開を予定。
その中で日本市場においては、生活を支え、暮らしに欠かせないクルマとして重要な軽自動車があり、EVの普及にあたっては優先して取り組むべき領域に位置付ける。
中でも商用車は、環境負荷低減の観点で企業の電動化に対するニーズが非常に高いことから、ホンダはまず、軽商用EVを皮切りに軽EVを展開する。
新型軽商用EVは、2018年の発売以来着実な実績を積み重ねた軽商用バンであるNバンをベースとする。
Nバンは、大容量の荷室空間と、助手席側のセンターピラーレスが実現する荷室空間の使い勝手の良さ、アレンジ力の高さが特長で、仕事も趣味も自分らしく生活を楽しみたいというニーズに対応するクルマとして支持を得ている。
新型軽商用EVは、この使い勝手を踏襲しながら、EVならではの高い静粛性や、ストップ&ゴーの多い交通環境に適した力強い加速を実現する。
これにより、近年需要の高まる街中でのラストワンマイル配送などの商用利用に加え、個人のユーザーの日常使いにも柔軟に対応する日本の暮らしになじむEVを目指すという。
EVにおいて課題となる航続距離についても200kmを目標とする。
商用利用はもちろん、日々の買い物や通勤・通学、趣味活用などに十分対応する実用性を兼ね備える。また、価格についても、ガソリン車と同等の100万円台からの設定とすることで、カーボンニュートラルの実現に向けてEVの普及を進めるという。
今後、2024年春の発売に向け、さまざまなビジネス現場における実用性の検証を予定しており、検証を通じて軽商用EVとしてより一層使い勝手を磨き上げる。