海外セレブのちょっと変わった愛車特集 25選 著名人が乗る「意外」なクルマとは?
公開 : 2023.01.03 19:05 更新 : 2023.01.04 00:12
ローマ教皇や大統領、ミュージシャンに人気小説家……。今回は、いわゆる「セレブ」たちが乗っていた意外なクルマを、知られざるエピソードとともに紹介します。
もくじ
ー著名人たちの「意外」な愛車特集
ーコリン・チャップマン:ルノー4
ージム・クラーク:サンビーム・タルボット90
ービヨンセ:ロールス・ロイス・シルバークラウド
ージョー・バイデン:スチュードベーカー・チャンピオン
ージョージ・クルーニー:タンゴT600
ーレオナルド・ディカプリオ:トヨタ・プリウス
ークリント・イーストウッド:ミニ・カントリーマン
ーブライアン・フェリー:スチュードベーカー・チャンピオン
ーレブロン・ジェームズ:キアK900
ーアルバン・ベルク:フォード・モデルA
ージャニス・ジョプリン:ポルシェ356
ーチャールズ3世:MGC
ーカルロス・クライバー:アウディA8
ージョン・レノン:オースチン・マキシ
ーグルーチョ・マルクス:スクリプスブース
ーカール・ニールセン:ルノー・タイプAX
ーヒューバート・パリー:グラディエーター
ーローマ教皇ベネディクト16世:フォルクスワーゲン・ゴルフ
ーダイアナ妃:フォード・エスコートRSターボ
ーエリザベス2世:ランドローバー
ー聖ヨハネ・パウロ2世:フォード・エスコート
ーピーター・セラーズ:ミニ
ーセバスチャン・ベッテル:フィアット500
ーP.G.ウッドハウス:ダラック
ージョーイ・バートン:トヨタ・プリウス
著名人たちの「意外」な愛車特集
インターネットで検索すれば、お金持ちや有名人が所有するクルマを紹介している記事が無数にヒットする。フェラーリ、ベントレー、キャデラックなど、その数は膨大だ。しかし、今回は別の角度からこのテーマを取り上げたい。
米国のジョー・バイデン大統領や映画監督のクリント・イーストウッド、ジョン・レノンなど、世界的に有名な「セレブ」たちが所有するのは、高級車とスポーツカーばかりではない。彼らが乗っている(または乗っていた)意外なクルマを、知られざるエピソードとともに紹介しよう。
写真は、特に断りのない限り、代表的なモデルを掲載している。
コリン・チャップマン:ルノー4
英国のスポーツカーメーカー、ロータスの創業者であるコリン・チャップマン(Colin Chapman、1928-1982)は、当然のごとくスポーツカーに乗っているんだろうと思われるかもしれないが、1966年に入手したのは「ごく普通」の乗用車ルノー4である。
これは、彼の友人であるスイスの著名なモータースポーツジャーナリスト、ジェラール・クロンバック(Gerard Crombac、1929-2005)の影響であり、新型ロータス・ヨーロッパにルノー製エンジンを採用したことへの「感謝の気持ち」として、ルノー4が贈られたようだ。
納車の段取りは、目を見張るほど複雑だ。チャップマンから夜遅くにかかってきた電話に応えて、作家イアン・スコット・ワトソンは友人とともにパリに飛び、クロンバックに会い、ルノー4を受け取る。スコットはその後2日間かけて、スペイン・イビサ島にあるチャップマンの別荘まで4を走らせた。チャップマンはその1日後に別荘に到着し、飛行機で英国に戻ったという。
ジム・クラーク:サンビーム・タルボット90
後にF1世界チャンピオンになるジム・クラーク(Jim Clark、1936-1968)が初めて所有したクルマは、父親から譲り受けたサンビーム・タルボット90であった。
彼はこのクルマで地元スコットランドを走り回ったが、ダンスへ行く途中(またはその帰り)に壊れてしまったという。クラークはその後、サンビームMkIIIと呼ばれる後期型に買い換えている。
ビヨンセ:ロールス・ロイス・シルバークラウド
ビヨンセ(Beyonce、1981-現在)と夫のジェイ・Zは、超富裕層が好みそうなクルマを数多く所有している。その中で最も驚くべきものは、2006年にビヨンセが25歳の「誕生日プレゼント」として贈られた1959年式シルバークラウドIIコンバーチブルかもしれない。
同年、2人はシングル『Upgrade U』でコラボレートしている。この曲のPVにもロールス・ロイスが登場するが、こちらはシルバークラウドIIIのセダンである。