フォード・エコノライン・キャンパー(1969年式)落札価格は? BHオークション×ヤフオク!結果

公開 : 2023.01.23 05:45

BHオークションとヤフオク!のコラボで実現した第16回「コレクションカーオークション」の結果を紹介します。

珍車が1円スタート 結果は?

オークションハウス「BHオークション」は、「ヤフオク!」とコラボレーションし、希少価値の高い名車に特化した第16回「コレクションカーオークション」を開催。

今回のオークションは、和歌山県発の大人気アウトドアショップ「Orange」本店に展示されていた希少なヴィンテージカー全13台が出品された。

フォード・エコノライン・クラブワゴン
フォード・エコノライン・クラブワゴン    BHオークション×ヤフオク!

スタート価格はすべて1円から。「誰もが参加できる」オークションとして開催された。

出品される個体は、「Orange」のYouTubeチャンネルや、各種イベントで話題となったカスタムトラック2台をはじめ、国内では極めて入手困難なアメリカ製のキャンピングバンなど、「Orange」代表池田道夫氏が長年かけて収集した珠玉のコレクションが揃う。

2023年1月22日に判明したオークション結果をそれぞれ紹介する。

「フォード・エコノライン」のオークション結果

スタート価格:1円
落札価格:310万1000円(税込:341万1100円)
入札数:279

フォード・エコノライン・クラブワゴンの詳細

出品された個体は「フォード・エコノライン」の2世代目で、本格的なキャンプ仕様モデルとなっている。

またホイールベースは123インチと最も長いグレード。

フォード・エコノライン・クラブワゴンは、4.93Lガソリンエンジンを搭載。背面タイヤがエモい。
フォード・エコノライン・クラブワゴンは、4.93Lガソリンエンジンを搭載。背面タイヤがエモい。    BHオークション×ヤフオク!

2世代目「エコノライン」は、「フォード・ファルコン」をベースとしていた先代から大きく設計を変更し、現在に続く高性能バンの基礎を作り上げた画期的なモデル。

この世代の最大の特徴は、それまで運転席下部に搭載していたエンジンを前方向に移動させ、短いボンネットを備えた点である。

これにより当時の需要を満たす大型エンジンの搭載が可能となり、室内のスペースもより広く確保できるようになった。

また、ボンネットを備えたことでエンジンへのアクセスが容易になり、整備性が向上したのも利点だった。

キャンプに特化したこのモデルの特徴としてまず目を引くのが外装に備えられたポップアップルーフ。

水平方向へと展開するタイプとなっており、車内のスペースを均等に拡張して「エコノライン」が持つ広々とした居住スペースをより強調してくれる。

また展開するとルーフ側面にはボディカラーとあわせたグリーンのストライプがあしらわれており爽やかなアクセントとなっている。

サイドのドアは使い勝手の良い両開きドアを採用しドアを開ければ連動してステップが展開する。

室内に関してもキャンピング装備が充実しており、シンク、広々としたキッチンスペース、クローゼットなど複数の収納も備えられている。

ソファはベッドに変形するタイプとなっており2名が寝ることができるスペースが広がる。

購入時から特に不具合はなく修理したこともないと池田氏はいう。エンジンも快調に動作し、名古屋で開催されたイベント「フィールドスタイル」に展示した際は会場まで自走で参加した。

トランスミッションも3速ATを搭載。実用性とスタイル両方を追求したいというユーザーに適した車両であるといえる。

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    AUTOCAR JAPAN

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    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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