歴代最強のV8ビターボ搭載 アルピナB5 GT 日本導入も 世界限定250台

公開 : 2023.01.25 05:45

アルピナは、最高出力634psの4.4L V8ビターボを搭載した新型B5 GTを発表しました。アルピナ史上最もパワフルなモデルであり、日本にも導入される見込みです。

アルピナ最強モデル 日本仕様は調整中

アルピナは、限定モデルの新型B5 GTを発表した。BMW 5シリーズをベースに、最高出力634psの4.4L V8ビターボエンジンを搭載したアルピナ史上最強のモデルとなっている。

現在、日本向けの生産枠は調整中であり、日本仕様の導入時期と車両価格については近日中に発表される予定だ。欧州向けにはすでに受注を開始しており、価格は14万5500ユーロ(約2000万円)からとなっている。

アルピナB5 GT
アルピナB5 GT    アルピナ

新型アルピナB5 GTは、セダンの「リムジン」とステーションワゴンの「ツーリング」が用意され、世界限定250台が生産される予定。

4.4L V8ビターボは、最高出力634ps、最大トルク86.7kgmを発生させる、アルピナ史上最も強力なユニットだ(標準のB5より13ps、5.1kg-m向上)。エアインテークの空気の流れを最適化し、それに伴ってエンジンソフトウェアとブースト圧を変更したことで、このようなパワーアップを実現した。

ZF製8速ATもこれに合わせて調整が施され、0-100km/h加速はリムジンで3.4秒、ツーリングで3.6秒。最高速度はリムジンで330km/h、ツーリングで322km/hを達成している。

ハンドリングも強化されている。新しいドームバルクヘッド・ストラットによりフロントエンドの剛性を高めたほか、ツーリングではリアの車高をわずかに下げることで低重心化を実現し、リアアクスルのロール制御を図った。

控えめながらも力強いデザイン

アルピナの特徴の1つとして、20本スポークを備えた20インチ鍛造ホイールを採用。ブレーキは、フロント395×36mm、リア398×28mmのブレンボ製ディスクが装着される。

エクステリアには専用のディテールが施される。キャラクターラインの入ったボンネットは力強さを強調し、ダイブプレーンとパーシャルフロントスプリッターによりエアロダイナミクスを向上させているという。

アルピナB5 GT
アルピナB5 GT    アルピナ

インテリアは、ナッパレザーやメリノレザー、ウォールナットのウッドトリムといった高級素材を揃え、ヘッドレスト前面に「B5 GT」のロゴの刺繍が入っている。スポーツシートは、横方向のサポート性を高め、センターにアルカンターラを採用することで快適性を向上させている。

また、センターコンソールとエンジンルームには、ステンレススチール製の記念プレートが取り付けられ、プロダクションナンバーが刻印される。

欧州では、納車は7月から開始される予定だという。日本仕様の情報については情報が入り次第お伝えする。

記事に関わった人々

  • 執筆

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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