新しい限定車は「スーパークール!」 アストン マーティン、110周年記念モデル登場へ

公開 : 2023.01.25 06:45  更新 : 2023.01.28 12:15

アストン マーティンは、2023年に2つの新型車を発表するようです。日本市場を指揮するグレッグ・アダムス氏が、記者発表の場で明らかにしました。

2023年は次世代スポーツカー

2023年1月15日。英国の高級スポーツカーブランド、アストン マーティンが、創業110周年を迎えた。

日本にもファンが多いこのブランドは、110年目の年をどのように歩むのか?

アストンマーティン・ラゴンダ社のジャパン&サウスコリア・リージョナル・プレジデントを務めるグレッグ・アダムス氏。
アストンマーティン・ラゴンダ社のジャパン&サウスコリア・リージョナル・プレジデントを務めるグレッグ・アダムス氏。    AUTOCAR JAPAN

その答えを、日韓両国のリージョナル・プレジデントを務めるグレッグ・アダムス氏が記者発表の場で語ってくれた。

まず新型モデルについては、2車種のデビューが明らかに。

注目は、創業110周年を祝す「非常に特別な限定モデル」を今年の後半に発表するということ。

生産台数が厳格に限定されるモデルで、グレッグ氏は「まだ詳しくはお話できませんが、ひとつ言えるのはスーパークールだということ」と、一目惚れするようなルックスであることを匂わせた。

2つ目の新モデル情報は、ウルトラ・ラグジュアリー、高性能、そしてドライビング・インテンシティを強化した次世代スポーツカー・シリーズ。その第1弾が年内に発表されるというから、続報が入り次第お届けしたい。

アロンソ加入 F1の新マシンは?

モータースポーツファンにとって嬉しいのは、フェルナンド・アロンソが、「アストン マーティンF1」のチームに加わったこと。

アロンソを追いかけているファンならご存知のとおり、彼のSNSには近ごろ「DBX 707」が登場する。

アストン マーティンのSUVであるDBXの高性能モデル「DBX 707(セブン・オー・セブン)」
アストン マーティンのSUVであるDBXの高性能モデル「DBX 707(セブン・オー・セブン)」    AUTOCAR JAPAN

この超高性能SUVをパーソナルカーとして走らせているアロンソは、「期待を遥かに超えるパフォーマンスを発揮してくれるドリームカー」と語るなど、その走りにご満悦。

そして、新シーズンのF1マシンは2月13日に発表される。

また、チームのファクトリーも、今年シルバーストンの新施設に移るというから、モータースポーツの世界でも新しい歴史を刻む1年になることを期待したい。

日本で「アストン フェス」開催

今年はイベントも盛大に行われる。

7月のF1イギリス・グランプリ(シルバーストン・サーキット)を皮切りに、グッドウッド・フェスティバル、ペブルビーチ・コンクールデレガンスという世界的な自動車イベントの舞台で開催。

オンラインで英国から参加したマレク・ライヒマンが「世界一美しいクルマ」と評したDB5(1963年)。
オンラインで英国から参加したマレク・ライヒマンが「世界一美しいクルマ」と評したDB5(1963年)。    AUTOCAR JAPAN

9月には、欧州を横断してゲイドンの本社を目指す110周年記念ラリーも行われる。

これらの催しは、「INTENSITY. 110 YEARS IN THE MAKING.」という名のグローバル・キャンペーンとして、われわれの目に触れることになるようだ。

さらに嬉しいことに、アストン マーティン・アジア・パシフィック(本社は東京)は、ここ日本で、年末に「アストン マーティン・フェスティバル」を開催するという。110周年イベントの最終章がこの国で行われるわけだ。

記者発表には、アストン マーティン・ラゴンダ本社のエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーのマレク・ライヒマンが、英国からオンラインで参加。

「110年の歴史を通して製造してきた総台数は、わずか11万台です。この数字によって、アストン マーティンがどれほど希少な真のスポーツカーであるかお分かりになるのではないでしょうか」と語った。

またアロンソが乗っている「DBX 707」については、数あるアストンのラインナップの中から「パーソナルカーにしたい」と彼自身が選んだというエピソードも明かした。

記事に関わった人々

  • 執筆

    徳永徹

    Tetsu Tokunaga

    1975年生まれ。2013年にCLASSIC & SPORTS CAR日本版創刊号の製作に関わったあと、AUTOCAR JAPAN編集部に加わる。クルマ遊びは、新車購入よりも、格安中古車を手に入れ、パテ盛り、コンパウンド磨きで仕上げるのがモットー。ただし不器用。

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