オークションで高額落札されたクルマ 10選 ポルシェ911からT型フォードまで 2022年版
公開 : 2023.02.05 18:05
クラシックカーや希少車が高値で取引されている昨今、多くの自動車愛好家がオークションに熱い視線を注いでいます。今回は、2022年にオークションで高額で落札された名車を紹介します。
もくじ
ー2022年版 オークションで落札された名車
ーサーブ900 T16コンバーチブル
ーパナールDB HBR
ーポルシェ911ターボ
ーフォード・モデルT
ーメルセデス・ベンツ300 SLRウーレンハウト・クーペ
ーフェラーリF355 GT
ールノー・クリオ・ウィリアムズ
ーイスパノ・スイザH6Cトーピード
ーシェルビー・マスタングGT350R
ーロードレス・ランドローバー
2022年版 オークションで落札された名車
自動車のオークションでは日々、さまざまなクルマが出品されているが、今日ほどクラシックカーが高値で取引されている時代はない。
ここ数年、特に新型コロナウイルスや半導体不足の影響により、クルマに対して単なる移動手段以上のものを求める自動車愛好家が増えてきている。彼らは、自分たちの好みにぴったり合った個性的なマシンを求めているのだ。
それを踏まえて、今回は映画『バッドボーイズ』のポルシェ911ターボから、大量生産車の元祖と言えるT型フォードまで、2022年にオークションで高値で取引された名車の数々を紹介しよう。
サーブ900 T16コンバーチブル
サーブの所有者は、1台を比較的長く乗り続け、次もまた別のサーブに買い換える傾向がある。それゆえ、8月に米国のオークションサイト「Bring a Trailer」に出品された走行距離396kmの1987年式サーブ900 T16コンバーチブルは、大きな関心を集めた。仕様の良さと新車に近いコンディションから、通常の10倍以上となる14万5000ドル(約1890万円)という驚異的な落札額を記録した。
パナールDB HBR
昨年、さまざまなレースイベントが本格的に再開されたことにより、1960年代の伝説的なル・マン・レーサーが復活を遂げた。6月に開催された「Aguttes Summer Sale」の主役、1957年式DB HBRは、3台製造されたうちの唯一残った車両とされる。最終的な落札額は、28万3560ユーロ(約4000万円)。小さな空冷2気筒エンジンを搭載しているが、フランスのメーカー、ドーチェ・ボネのレースにおける決定的な遺産である。
ポルシェ911ターボ
2022年には、1970年代のカレラRS 2.7ライトウェイトが200万ポンド、993 GT2が126万ポンド、991 911Rが44万8000ポンドと、記録的な3台をはじめ数多くのポルシェ911が売買された。しかし、映画『バッドボーイズ(原題:Bad Boys)』で使用された1994年式911ターボのオークションは、特別なものに感じられた。
この車両はマイケル・ベイ監督が所有していたもので、後にプロデューサーのパット・サンドストーンに売却され、その後ポルシェ愛好家のガレージを転々としながら、新車のようなコンディションを維持していたのだ。最高出力360psのノスタルジックな911ターボは、130万ドル(約1億7000万円)で落札された。
画像 オークションで高値で取引された名車たち【300 SLRウーレンハウト・クーペやポルシェ911を写真で見る】 全40枚