一挙4台! トイファクトリー、デュカト・キャンパー公開 ジャパンキャンピングカーショー2023
公開 : 2023.02.04 10:25
TOY FACTORYが「フィアット・デュカト」のキャンピングカーを、4台公開。開催中のジャパンキャンピングカーショーの目玉モデルです。詳しくご紹介しましょう。
もくじ
ー日本のキャンパーを変える?
ーオリジンから「アソボット」まで
ー藤井代表、元HYMERのデザイナーがタッグ
ー「オリジン」 ポイントは自由度
ー「ダヴィンチ」 車名の意味は?
ー「ユーロバーデン」 日本市場の声を形に
日本のキャンパーを変える?
キャンピングカー専門店のトイファクトリーが、2022年9月にステランティスグループとフィアットプロフェッショナル正規ディーラー契約を締結。
国内最大級のキャンピングカーイベントであるジャパンキャンピングカーショー2023において、ベストセラー商用車であるデュカトをベースとしたニューモデル4台を一挙に発表した。
正規輸入車として国内初となるデュカトベースのニューモデルたちは、欧州プレミアムモーターホームブランド「HYMER(ハイマー/ドイツ)」のメインデザイナーを務めたフランク・ヴェンダー氏と、トイファクトリーのデザインチームのコラボレーションによって生み出されたもの。
デザイン性や品質の高さはもちろん、トイファクトリーの特徴でもある高断熱加工による優れた快適性も全モデルで特長となっている。
オリジンから「アソボット」まで
4台の内訳は、ミニマルな装備の「オリジン」、プレミアムな時間を愉しめる「ダヴィンチ」、ファミリーでの旅のスタイルにマッチする「ユーロバーデン」、そして、衝突安全性に優れたドイツの車両用キャビネットシステムであるbott(ブート)でオリジナルカスタムを施した「アソボット」というラインナップだ。
まず、シンプル装備の「オリジン」のプランニングからスタートし、シャワー等のサニタリールームを完備する最上級クラスレイアウトを採用した「ダヴィンチ」も並行して開発。
その後、デュカトの標準仕様は2名就寝なので、ポップアップルーフ無しで4名就寝が可能となる「ユーロバーデン」を製作することにしたそうだ。
ユーロバーデンの開発時には、トイファクトリーがハイエースモデルのバーデンで培ったノウハウが余すところなく活かされ、見事にコンセプトが移植されている。
藤井代表、元HYMERのデザイナーがタッグ
かつてHYMERのメインデザイナーだったフランク・ヴェンダー氏とトイファクトリーの藤井代表が登壇したトークショーでは、今回のコラボレーションが実現した経緯や各モデルの特徴が語られた。
ヴェンダー氏によると、現役時代は日本のRV業界とのつながりはなく、独立後にいい出会いがあって、日本市場のことをよく理解しようと思ったのだという。
トイファクトリーに魅せられたのは、取り扱っているクルマ、社屋のデザイン、ショールームなどのすべてがハイスタンダードだからで、藤井代表のレベルが高く、家具の優れたレイアウトなども欧州でも通用すると考えているそうだ。
藤井代表によると「来日したヴェンダーさんによるビルダー訪問の最後にトイファクトリーに来ていただいて、日本の文化を見てもらい、一緒にやることになりました」とのことで、以前からHYMERは夢の存在だったという。
そのような憧れの存在であるHYMERのヴェンダー氏に対して藤井代表が伝えたデュカトの内装デザインコンセプトは、明るい色を基調とした“モダンカントリーバンライフスタイル”と、シックなダークカラーを基調とした“モダンシティライフスタイル”という2つ。
後者はオーバーヘッドコンパートメントまでコンセプト通りに仕上げられているという。
そして、両コンセプトとも間接照明になっており、あたたかみのある空間を目指したそうだ。