大胆イメチェン トヨタ・ハイラックス、流麗なキャブコンに変身 ジャパンキャンピングカーショー2023

公開 : 2023.02.04 19:15

ハイラックスが、グラマラスな「キャブコン」に。ダイレクトカーズの新モデルが、ジャパンキャンピングカーショーで披露されました。

ダイレクトカーズ 新ジャンルに挑戦

執筆:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

オリジナルブランドでのキャンピングカーを製造しているダイレクトカーズ。

これまでも、「アマホ」や「ダルヴィ」など、さまざまなキャンパーを仕立ててきたが、今回のショーでは、ブランニューモデルをアンヴェールして初公開。それが、「BR75(およびBR75-C)」だ。

ダイレクトカーズ・ハイラックスBR75-G(ベース車:Z-GRスポーツ)
ダイレクトカーズ・ハイラックスBR75-G(ベース車:Z-GRスポーツ)    AUTOCAR JAPAN

BR75のベース車両は、トヨタ・ハイラックスのダブルキャブ。

「おとなの秘密基地」をコンセプトに、キャビンから後ろの荷台部分にキャンピングカーとしてのキャビンを架装したモデルだ。

ダイレクトカーズ メディア事業部の水野昇馬氏によれば、いままでのキャブコンやバンコンなどとは違う「SUVアドベンチャー・キャンパー」と呼ぶ、新しいカテゴリーのキャンピングカーだという。

もともと、ピックアップとしてはスタイリッシュなハイラックスのデザインを活かしつつ、リアのキャビン部分は「取ってくっつけた」印象はまったくなく、流れるようなシルエットを実現している。

とにかくカッコよく そして実用的に

しかもキャビンのルーフはポップアップ式を採用している。

リアゲートは大きく上方に開き、またキャビン左側にもドアが備わっているので、荷物の出し入れなども楽だ。

ダイレクトカーズ・ハイラックスBR75-G(ベース車:Z-GRスポーツ)
ダイレクトカーズ・ハイラックスBR75-G(ベース車:Z-GRスポーツ)    AUTOCAR JAPAN

ダイレクトカーズとしては、とにかく「カッコいいキャンピングカー」を作りたかったので、デザイン重視でこのBR75を作り上げたという。

実際、そのスタイリングはなかなか流麗で、しかもスタイルだけでなく実用性もキチンと兼ね備えている。

ちなみにボディサイズは、全長5750×全幅1880×2550mmと、全長・全高ともに大幅に拡大されている。

内装は? シートからキャビンへ

インテリアは、ベース車のリアシートからキャビンへの移動も可能になっている。

もちろんシートはそのままだから、5人フル乗車も問題ない。キャビン内はブラックとブラウン系のカラーで統一され、メタルもアクセントに用いられ、「秘密基地」っぽいイメージで仕上げられている。

乗車定員5人、就寝定員4人~というパッケージ。ルーフにはポップアップ構造を採用している。
乗車定員5人、就寝定員4人~というパッケージ。ルーフにはポップアップ構造を採用している。    AUTOCAR JAPAN

キャンピングカーとしての装備は、バンクベッドや家庭用エアコン、リチウムイオンバッテリーなどを標準装備。おとな4人が就寝可能で、快適な室内環境が得られるスペースが備わっている。

なんといってもベース車両のハイラックスは、2.4Lのディーゼルターボを搭載した4WDだから、悪路走破性はピカイチ。

その気になれば、これで雪山まで走りに行き、そのまま車内でキャンプ……なんてこともできるし、リモートワーク用の移動手段兼オフィスとしても使える。

記事に関わった人々

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    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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