次期ポールスター「4」 スポーティな電動クーペSUV、プロトタイプ発見 欧州

公開 : 2023.02.10 06:25

ボルボ傘下のEVブランド、ポールスターが開発しているクーペ・クロスオーバー「4」のプロトタイプが目撃されました。スポーツ性と実用性を兼ね備えた、ブランド3番目の量産EVとなる見込みです。

ボルボの高性能EVブランド 次期モデル発見

ボルボ傘下のポールスターが開発中の新型EV「4」は、今年末までに発表される見込みだが、今回初めてテスト走行中のプロトタイプが目撃された。

AUTOCARが入手した写真には、軽いカモフラージュを身にまとったクーペ・クロスオーバーが写っている。これまでの公式画像ではデザインを隠すシートが被せられていたが、その全体的なシルエットが明らかとなった。

今回目撃されたポールスター4のプロトタイプ
今回目撃されたポールスター4のプロトタイプ    AUTOCAR

ポールスター4は、電動セダンの「2」と最近公開された電動SUV「3」の中間に位置するモデルで、同ブランドにとって3番目の量産EVとなる予定である。2024年には大型電動セダンの「5」が、その1年後にはオープントップの「6」が登場し、最終的に5車種からなる多彩なラインアップを目指す。

今回のプロトタイプの写真から、最低地上高は2よりも高く、また全高は3よりも低くなることがわかった。クーペスタイルのクロスオーバーと言える。

欧州市場における同クラスの競合車種として、メルセデスAMG EQE SUVやキアEV6 GT、次期ポルシェ・マカンEVなどが挙げられる。

ポールスターのトーマス・イングレンラートCEOは以前、4を2の兄弟車と位置づけていたが、より大型の3と同等の実用性を提供することを示唆し、「このクルマは(3より)わずかに小さいですが、室内長についてはあまり妥協するつもりはありません。地面に吸い付くような感じで、ルーフラインはクーペタイプに近くなります」と述べた。

価格は未確定だが、ポールスターの最新の予測では4万9000~6万6000ポンド(約780~1050万円)とされ、2と3の間にすっぽり収まることになる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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