トヨタの佐藤 次期社長 次世代BEVを「レクサスで開発」 2026年を目標に

公開 : 2023.02.13 15:50  更新 : 2023.02.13 20:47

トヨタの新社長に就任する佐藤恒治氏が、次世代BEVを、レクサスブランドを基軸に開発していくと発表しました。

BEVのクルマ作り「もう1歩踏み込んでやっていく」

トヨタが「メディア向け会見」と題して、新体制の記者発表を行った。

トヨタはすでに、4月1日付で、代表取締役会長の内山田竹志氏が退任し、新会長に現社長の豊田章男氏、新社長に佐藤恒治 執行役員が就任することを発表していた。

トヨタが公開した新体制執行役員の顔ぶれ。左から、新郷和晃 次期CPO、宮崎洋一 次期副社長、佐藤恒治 次期社長、中嶋裕樹 次期副社長、Simon Humphries 次期CBO。
トヨタが公開した新体制執行役員の顔ぶれ。左から、新郷和晃 次期CPO、宮崎洋一 次期副社長、佐藤恒治 次期社長、中嶋裕樹 次期副社長、Simon Humphries 次期CBO。    トヨタ

今回の会見のなかで佐藤 次期社長は、次世代BEVを起点とした事業改革について説明し、「クルマの構造を合理化し、“BEVファースト”の発想でモノ作り・販売・サービスまで事業のあり方を大きく変えていく必要がある。その変革をリードするのがレクサス」と説明。

世界を取り巻くエネルギーの状況はさまざまであり、マルチパスウェイ(あらゆる選択肢を多くの方々へ)戦略をぶらさずに、全方位で取り組むと再確認にした上で、マルチパスウェイのなかでもBEVは重要な選択肢であるとし、「BEVの開発を加速してまいります」と表明した。

具体的には「足元でのラインナップを拡充するとともに、2026年を目標に、電池やプラットフォーム、クルマの作り方など、すべてを“BEV最適”で考えた次世代のBEVをレクサスブランドで開発していく」としている。

佐藤 次期社長は、「われわれはクルマ屋でありますから、あやつる楽しさを大切にし、そしてクルマを所有し、多くの方々に笑顔になって頂きたい。この想いはずっと原点にございます」

「電気というものの特性を十分理解したクルマ作りが必要で、空力に対する影響もだいぶ違う。バッテリーEVに最適なクルマ作りを、もう1歩踏み込んでやっていく必要がある」と付け加えた。

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  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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