2023年 F1各チームの布陣 マシンとドライバーのラインナップは?

公開 : 2023.02.14 19:36  更新 : 2023.02.14 21:42

来月開幕する2023年のF1。現在公開されている新型車や、ハンドルを握るドライバーなど各チームのラインナップを紹介します。

新シーズンに向けた布陣

マックス・フェルスタッペンが2度目のタイトル防衛を目指す2023年のF1。

3月5日に開催されるバーレーンGPに向けて、各チームは次々と新型車を発表している。ここでは、すでに公開されている新型車と、これから公開予定のチームを紹介していく。

掲載情報はチーム発表次第、随時アップデートしていく。
掲載情報はチーム発表次第、随時アップデートしていく。

アルファ・ロメオC43

アルファ・ロメオとザウバーのタッグによる最後のF1マシンとなるC43。グリッド上で最も美しいと称される車体に1.6Lの狭角V6ターボとフェラーリ開発の電気モーターが搭載されている。昨年のC42と同様、バルテリ・ボッタスと周冠宇がハンドルを握る予定だ。

アルファ・ロメオC43
アルファ・ロメオC43

アルファタウリAT04

AT04はニューヨークのファッション・ウィーク(ニューヨーク・コレクション)に合わせたイベントで発表された。外観は前モデルとよく似ている。今回は、スクーデリア・アルファタウリとポーランドの石油会社PKNオーレンの新しいパートナーシップを反映し、赤のカラーリングが追加されている。ドライバーはニック・デ・フリースと角田裕毅で、ホンダとレッドブルが開発したパワートレインを搭載しする。

アルファタウリAT04
アルファタウリAT04

アストン マーティンAMR23

英シルバーストン・サーキットで発表されたアストン マーティンAMR23は、フロントウイングを改良し、サイドポッドの内側を緩やかに傾斜させてエアフローを改善し、新しいエンジンカバーを採用するなど、先代のAMR22よりも空力特性を向上させている。

また、レーシング・ポイントを買収して以来、アストンがエントリーする3台目のF1マシンとなる。ドライバーはランス・ストロールと新加入のフェルナンド・アロンソが務める。

アストン マーティンAMR23
アストン マーティンAMR23

ハースVF-23

マネーグラムと新たに提携した米国のハースは、1月31日にカラーリングを披露した後、シルバーストンでシェイクダウンセッションを行い、VF-23を発表した。

前モデルとの比較では、コクピット後方のエンジンカバーが大きくなり、フロントスプリッターがスリムになり、ラジエーター吸気口がボディ後方に移動しているのが特徴だ。これは、冷却性能を高めるためにドライブトレインのレイアウトに手を加えられたことを示唆している。

ハースVF-23
ハースVF-23

マクラーレンMCL60

ブルース・マクラーレンによるチーム創設から60年を記念して名付けられたMCL60。ブレーキに問題を抱えていた先代MCL36よりもシーズン中の開発負担を軽減することを目指した重量798kgの新型レーサーである。ドライバーはランド・ノリスとルーキーのオスカー・ピアストリが務める。

マクラーレンMCL60
マクラーレンMCL60

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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