欧州トヨタ RAV4に「GRスポーツ」を設定 HVとPHEVを設定
公開 : 2023.02.15 00:54
トヨタは欧州仕様のRAV4にGRスポーツ・モデルを投入します。内外装や足回りなどがスポーティに改良されています。
専用スタイルのGRスポーツ
トヨタRAV4は、およそ30年前に登場して以来、汎用性の高いレクリエーショナルSUVというコンセプトを掲げ続けた。
現在世界で最も売れているSUVであるだけでなく、あらゆるジャンルにおいて最も売れているクルマの1つにランクインしている。
今回トヨタは欧州市場にスポーティかつ洗練されたスタイルと装備を与えたRAV4 GRスポーツを投入する。
スポーティさを強調するため、フロントエンドには立体感あるGR専用のGメッシュパターンを採用したグリルが存在感を放つ。
またフォグランプのベゼルも同パターンを採用したほか、バンパー下部はシルバーからダークグレーメタリックに変更されている。
リアビューやホイールも専用に
リアビューでは、リアウインドウのガラスとナンバープレートの間に、横方向に伸びるグロスブラックのガーニッシュが採用された。
またリアバンパーはGメッシュパターンが採用され、空力性能を向上させるために開口部が設けられた。
ホイールはGRスポーツ専用の5ダブルスポークの19インチが装着され、軽量化と高剛性を追求しているという。
スポークの余白にピンストライプを描く繊細なラインカット技術が初採用され、ひときわ目を引くデザインとなっている。
スポーティなインテリア
インテリアはブラックを基調としたシート表皮とライニングで構成され、各所にあしらわれたGRロゴとも組み合わさりスポーティさを強調した空間になっている。
シートはショルダー、バックレスト、クッションにホールド性の高いスエードを、ボルスター部には合成皮革が採用されている。
シートやステアリング、シフトレバーにはシルバーグレーのスティッチが施され、スマートなコントラストを演出したとのことだ。
運転席正面に備えられたインストルメントディスプレイは12.3インチのフルデジタルで、4つのテーマからドライバーの好みに応じてカスタマイズ可能だ。
主要メーターは3種類のレイアウトから選択でき、スピードメーターとシフトインジケーターが中央に配置されている。
足回りも強化 HVとPHEVを設定
RAV4 GRスポーツはスタイリングや装備の充実に加え、サスペンションのチューニングによりより高いドライビングをエクスペリエンスを提供するという。
フロントがマクファーソンストラット式、リアがダブルウィっショボーン式という定評あるセットアップのサスペンションが採用されている。
標準仕様に対して前後のコイルスプリングレートが高められ、これに伴いショックアブソーバーの減衰力も適正化されているとのことだ。
ハイブリッドモデルに搭載されるパワートレインはトヨタが誇る第四世代のユニットで、最高出力は222ps、0-100km/h加速は8.1秒となっている。
一方のPHEV車はこれまでで最もパワフルなRAV4となり、最大出力306ps、0-100km/h加速6.0秒を実現した。