ランドローバー・ディフェンダー 待望の「SVX」導入か 悪路走破を重視した5.0L V8モデル

公開 : 2023.03.02 06:45

ランドローバー・ディフェンダーを高度に改造したプロトタイプが目撃されました。新たなモデルが導入される見込みで、5.0L V8スーパーチャージャーを搭載する高性能車「SVX」と期待されます。

高性能SVXモデル登場か

ランドローバーは、ディフェンダーの新たな高性能モデルを開発中で、冬のコンディションで最新段階のテストが行われている。今回、その姿が間近に目撃された。

カメラに収められたディフェンダー110のプロトタイプは、黒と白のカモフラージュにブロンズのペイントを施した仕様で、休眠状態にあったサブブランド「SVX」の復活が期待されている。

目撃されたランドローバー・ディフェンダーのプロトタイプ
目撃されたランドローバー・ディフェンダーのプロトタイプ    AUTOCAR

ジャガー・ランドローバーのSVO(スペシャル・ビークル・オペレーションズ)部門は、量産車を極限まで改造したSVXブランドを立ち上げ、従来のSVRやSVオートバイオグラフィーとともに販売することを計画していた。

その最初の1台は、最高出力525psのV8エンジンを搭載した「ディスカバリーSVX」となる予定であったが、2019年にプロジェクトは中止された。

以前、ディフェンダーSVXと思われるプロトタイプがドイツのニュルブルクリンク・サーキットでも目撃され、4本出しのマフラーが確認された。

これは、既存のディフェンダーV8と同じスーパーチャージャー付き5.0L V8エンジンの搭載を示唆するものだ。ディフェンダーV8では最高出力525ps、最大トルク63.7kg-mを発揮する。

パワートレイン以外にも大幅な変更が加えられているようだ。例えば、オーバーフェンダー、専用のオールテレインアイテムと思われるホイールとタイヤ、大型のマッドフラップが外観を引き締めている。フロントバンパーをダメージから守る専用パーツなどの装着も確認された。

オフロードに特化した高性能モデルとして、メルセデスAMG G500 4×4スクエアードの対抗馬と考えることもできる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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